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ゲイカップルを描く新ドラマの出演女優、地方局による放送拒否に反論

2012年8月31日
人気海外ドラマ「glee/グリー」クリエイターのライアン・マーフィーが手掛ける米NBCの新コメディ・ドラマ「The New Normal(原題)」。同作は先日、宗教的な理由により、米ユタ州ソルトレイクシティのテレビ局KSL-TVでの放送を拒否されたと報じられたが、それについて、ドラマに出演中の女優エレン・バーキンが反論している。

「The New Normal」は、ロサンゼルスに住むゲイカップルと、彼らの子供の母親代わりとなる女性を描いたドラマ。モルモン教会が保有している、NBCの系列局KSL-TVは、ドラマがモルモン教の宗教的価値観と伝統的な家族観に相反するとし、同作を放送しないと決定した。

これに対して、ゲイカップルの子供の母親代わりとなる女性役を演じるエレン・バーキンが、8月29日、米Hollywood Reporterのインタビュー中にさりげなく言及。

「私の役どころは、58歳前後ですでに曽祖母になっているという設定なの。つまり、彼女の家系3世代にわたって、女性が15か16歳の時に母親になっているというわけ。ゲイカップルの家庭が普通じゃないっていう人たちがいるけれど、それなら未婚で経済的余裕もない15歳の母親は普通だというわけ? 」とコメント。ドラマの設定を問題視するポイントが間違っているのではないかと考えているようだ。

エレンはさらに、「ドラマのキャラクターたちを、実際に見る前に決めつけてほしくはないわ。ドラマを見たら観客たちはきっとストーリーに良い意味で驚くはずよ」とドラマに対する自信を示した。

【動画】ゲイカップルを描く「The New Normal」トレイラー
 
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