リア・ミシェル、新アルバム「プレイシズ」発売記念インタビュー! 故コーリー・モンテースに捧げる楽曲を収録したワケとは・・[その2]

[その1]からの続き



――ラストを飾る曲「Hey You/ヘイ・ユー」は恐らく誰に宛てた曲なのか、みんな想像がつくと思います。

そうでしょうね。


――どんなシチュエイション・心境で書いた曲なんですか?

そうね、まず私は、まさかここまでパーソナルな曲を自分が書くとは、全然思ってもみなかったの。ほら、「ラウダー」を聴いてもらうと分かるんだけど、あのアルバムの最後に「If You Say So」っていう曲が収録されているでしょ? 「Hey You」は要するに「If You Say So」のパート2なのよ。で、こういう曲を書くつもりは無かったんだけど、一旦ふと書き始めたら止まらなくて、これをアルバムに収めなければと感じた。このアルバムの一部だと思った。もしかしたら、悲しい曲だと思う人もいるかもしれない。でも私にとってはすごく美しい曲。「If You Say So」の続編として、しっくり感じられるし。


――アルバム・タイトルはあなたの親友であるジョナサン・グロフのサジェスチョンだったそうですね。演劇用語とのことですが、アルバム・タイトルとしてはどんな意味があるんですか?

タイトルについては、自分の過去に根差したものにしたかったの。ニューヨーク出身で、演劇の世界の出身だという自分のルーツに。そして“Places”という言葉は、演劇用語で“ショータイム!”を意味するの。私にとってこのアルバムは、まさにそういう意味を持つ作品なのよ。ここにきて、音楽界に本格的に自分を提示する用意ができた。ステージに戻って、また人々の前でパフォーマンスをする準備が整った。タイトルはそういったことを総括しているの。このアルバムを携えて私がこれから行きたいと思っている場所と、これまで私が歩んできた人生、未来と過去の両方に言及しているってわけ。

Happy birthday to my best friend.. I love you the most Jonathan.

Lea Micheleさん(@leamichele)がシェアした投稿 - 2017 3月 26 9:59午前 PDT

――30歳になった今、20代の自身をふり返って、どんなアドバイスをしてあげたいですか?

実はそれ、よく訊かれることなの。究極的には、どんなことが自分の身に降りかかろうと、それを乗り越える力を内に備えているのだと、言ってあげたい。そして、どんな願いもいつか叶うと信じることも、アドバイスしたいわ。


――色んな体験をしてきた人だからこそ、言えることですね。

そうね。だって思えば、8歳のときからブロードウェイの舞台に立っていたと言える人って、世の中にそんなに大勢いないわよね。その後も、独りでLAに移り住んで活動をしてきたし、そして「glee/グリー」が大ヒットして、私の人生は一変してしまった。そんなわけで、すごくユニークな人生を歩んで、たくさんのアップと、幾つかのダウンも経験してきたわ。だから、こうして試練を乗り越えて、30歳の誕生日を迎えられた自分を褒めたたえてあげたい。ここに辿り着けたことを、こうしてポジティヴなスタンスで活動を続けて、歌って、人前でパフォーマンスができることを、すごくありがたく感じているの。


――少し前になりますが、TVドラマ「スクリーム・クイーンズ」をふり返って、「glee/グリー」のときと比べてどうでしたか?

「glee/グリー」とは全く違う作品だったわ。へスターを演じるのはすごく楽しかったし、ああいう面白い番組に関わることができて、すごくうれしかった。それに「glee/グリー」と違ったからこそ良かった。ずいぶん長い間「glee/グリー」に出演していたから、何か違うことがやりたかったのよ。歌う必要が無くて、演じることに専念できる番組だったし、「スクリーム・クイーンズ」では演技に集中して、自分のアルバムでは歌に集中して……という具合に、棲み分けができたわ。


――新作「Untitled City Mayor Project(原題)」へのキャスティングも話題です。女優と歌手、二足のわらじは双方にどう作用しあっているのでしょうか? うまいバランスのとり方は?

今現在は自分のアルバムにまつわる活動に専念しているんだけど、そう、今まさにその新しいテレビ・ドラマのプロジェクトも進んでいて……とにかく女優業も絶対に続けたいし、うまく重心の置き方を変えるのが重要ね。そうすることで、ふたつのキャリアを両立させたい。どっちもやれる立場にある自分は、すごく恵まれていると思うわ。


――北米ツアーを発表したばかり。以前、ツイッターで日本のファンからの質問に、来日にも前向きだと答えていましたが、実現する可能性は? また日本のファンにメッセージをお願いします。

ずっと私を熱心にサポートしてくれて、本当にありがとう!「プレイシズ」を気に入ってくれるよう願っているし、いつか日本に行けることを楽しみにしているわ。みんなと会って、パフォーマンスをして、直接感謝の気持ちを伝えられたらと思っているの。


インタビュー協力:新谷洋子

(インタビューおわり)

【 #リア・ミシェル メッセージ動画公開】

新アルバム「プレイシズ」が絶賛発売中のリア・ミシェルから、@TVGroove の読者に向けた特別メッセージが届きました#places @LeaMichele pic.twitter.com/9ejVeaUHtt

— 海外ドラマ&セレブ情報TVグルーヴ (@TVGroove) 2017年5月12日

【リリース/配信情報】

リア・ミシェル

2ndアルバム「プレイシズ」


2017年4月28日リリース(国内盤5月3日)

≪収録曲≫
01. Love Is Alive/ラヴ・イズ・アライヴ
02. Heavy Love/ヘヴィー・ラヴ
03. Proud/プラウド
04. Believer/ビリーヴァー
05. Run To You/ラン・トゥー・ユー
06. Heavenly/ヘヴンリィ
07. Anything’s Possible/エニシングズ・ポッシブル
08. Getaway Car/ゲッタウェイ・カー
09. Sentimental Memories/センチメンタル・メモリーズ
10. Tornade/トルネード
11. Hey You/ヘイ・ユー
12.Truce/トゥルース ※日本盤ボーナス・トラック
13.Letting Go/レッティング・ゴー ※日本盤ボーナス・トラック

★iTunesにて予約注文(IGTプリ・オーダー)受付中!
https://itunes.apple.com/jp/album/id1213021372?app=itunes&ls=1

※アルバムを予約注文すると「ラヴ・イズ・アライヴ」と「エニシングズ・ポッシブル」「ラン・トゥ・ユー」の3曲が即ダウンロード可能に!
※iTunes、iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です。

【リア・ミシェル プロフィール】
NY出身の女優・シンガー。人気ドラマ「glee/グリー」(2009～2015)で、自尊心は強いけれど仲間思いでブロードウェイに憧れる歌姫レイチェル・ベリーを演じ大ブレイク。劇中圧倒的な音域と声量で数々の名曲を熱唱し、ソロALデビュー前にリード・シンガーとして1000万枚以上のセールスと20曲もの全米TOP40入りを果たしただけでなく、エミー賞や複数のゴールデングローブ賞も受賞した。2013年に公私共に最愛のパートナーで、「glee」でフィン役を演じたコーリー・モンテースを亡くすも、それを乗り越えたデビューALで等身大の「愛」と「強さ」を歌い、世界中に勇気を与えると同時に、大きな共感を得た。現在は全米で大人気のドラマ「スクリーム・クイーンズ」に、メインキャストのへスター・ウルリッヒ役で出演中。

【動画】「ラヴ・イズ・アライヴ」ティーザー映像


【音源】「エニシングズ・ポッシブル」


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