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ロックの神様ボブ・ディラン、日本縦断ツアー中! 東京全公演最終日に日本語で「ありがとう」! 全世界初披露の楽曲やサインの対応も

2014年4月14日
ロックの神様ボブ・ディランが現在通算7回目の来日公演を行っている。3月31日から行われた東京での公演が、4月10日(木)にすべて終了した。

風に吹かれて、転がる石のように約半世紀・・・ロックの時代を作り、時代を変革し、様々な人々の人生に影響を与え続ける、ロック界最重要アーティスト、ボブ・ディラン。現在72歳、2014年5月24日には73歳となる。2010年以来4年ぶり、1978年の初来日公演以来通算7回目の来日公演が実現した。1988年以来、今でも世界各地で年間100ヶ所以上のライブツアーを行い、ファンの間ではそれが“NEVER ENDING TOUR”と呼ばれている。この終りなきツアーが、日本においては、またもや特別にライヴハウス・ツアーとなった。

会場は全てZeppで、3月31日から4月23日まで東京、札幌、名古屋、福岡、大阪と24日間でなんと5都市17公演。4月10日のZepp DiverCity公演をもって、まずは東京の9公演が終了。東京公演はチケットがすべて即完売となった。



ボブ・ディランは連日神懸かったパフォーマンスを繰り広げ、唯我独尊で、決して迎合せずに進化する「最新型」の姿を東京のファンに見せつけてくれた。セットリストには基本パターンがあるものの、日によって部分的に曲が差し替えられていく。全公演で、最新オリジナル作「テンペスト」収録9曲のうち6曲を披露している。

「テンペスト」収録曲の中でも本編最後の「ロング・アンド・ウェイステッド・イヤーズ」は日を追うごとに観客からの歓声が大きくなり、連夜のライヴの中で「最高の瞬間のひとつ」となった。「風に吹かれて」や「見張り塔からずっと」などの有名曲も演奏されるが、全く新しいものを創造しているかのように原曲のイメージは叩き壊され、それぞれの曲が進化を見せた。ステージは仄暗く、バンドは全員グレーの揃いのスーツでビシっと決め、場末のバーで演奏してるジャズバンドのよう。ディランはそんな怪しい奴らを仕切る、元締め的なマフィアのボスのような佇まいを見せる。

アンコール後はバンドのメンバーとともに並んで再び会場中を見廻すが、決して頭は下げない。ただただ、「今日の俺たちのライヴはどうだ?満足したか?どんな気分だ?」と自信満々な「ドヤ顔」で会場を見つめ、さっとステージ奥へと去る。

今回のジャパン・ツアーでは、他国ではありえない、めずらしい光景が見受けられる。今までライヴで一度も演奏したことがない曲を日本で全世界初披露したり、ステージで花束を受け取ったり、さらにはステージ上でサイン対応まで。日本の観客の大きな歓声やレスポンスがそうさせたのかもしれない。

そして、最後の4公演では、前半が終了しインターミッション(休憩)に入る前、日本語で大声で一言「ありがとう」と観客に伝えている。

日本公演はこの東京公演がちょうど折り返し地点で、このあと札幌、名古屋、福岡、大阪と8公演があり、「奇跡」はこれから日本を縦断する。

なお、「ディラン祭!」の特設サイトでは、日本のディラン評論の第一人者菅野ヘッケル氏による東京全9公演の臨場感あるライヴレポートが掲載されている。




■ セットリスト

2014年4月10日(木) Zepp DiverCity

1.Things Have Changed シングス・ハヴ・チェンジド (「Wonder Boys"(OST)」 2001/「DYLAN(2007)」他)
2.She Belongs to Me シー・ビロングズ・トゥ・ミー (「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム/Bringing It All Back Home」 1965)
3.Beyond Here Lies Nothin’ ビヨンド・ヒア・ライズ・ナッシング(「トゥゲザー・スルー・ライフ/Together Through Life」2009)
4.What Good Am I? ホワット・グッド・アム・アイ? (「オー・マーシー/Oh Mercy」1989) ...
5.Waiting for you(「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密 Divine Secrets of the Ya-Ya Sisterhood)
6.Duquesne Whistle デューケイン・ホイッスル(「テンペスト/Tempest」 2012)
7.Pay in Blood ペイ・イン・ブラッド(「テンペスト/Tempest」 2012)
8.Tangled Up in Blue ブルーにこんがらがって(「血の轍/Blood on the Tracks」1975)
9.Love Sick ラヴ・シック(「タイム・アウト・オブ・マインド/Time Out of Mind」 1997)

休憩

10.High Water (For Charley Patton) ハイ・ウォーター(フォー・チャーリー・パットン) (「ラヴ・アンド・セフト/Love and Theft」2001)
11.Simple Twist of Fate 運命のひとひねり (「血の轍/Blood on the Tracks」1975)
12.Early Roman Kings アーリー・ローマン・キングズ(「テンペスト/Tempest」 2012)
13.Forgetful Heart フォゲットフル・ハート(「トゥゲザー・スルー・ライフ/Together Through Life」2009)
14.Spirit on the Water スピリット・オン・ザ・ウォーター(「モダン・タイムス/Modern Times」2006)
15.Scarlet Town スカーレット・タウン (「テンペスト/Tempest」 2012)
16.Soon after Midnight スーン・アフター・ミッドナイト (「テンペスト/Tempest」 2012)
17.Long and Wasted Years ロング・アンド・ウェイステッド・イヤーズ (「テンペスト/Tempest」 2012)

Encore:
18.All Along the Watchtower 見張塔からずっと (「ジョン・ウェズリー・ハーディング/John Wesley Harding」1967年)
19.Blowin in the wind/風に吹かれて (「フリーホイーリン・ボブ・ディラン)


【メンバー】
ボブ・ディラン (Bob Dylan) :Vocal, Harmonica,Piano
トニー・ガーニエ (Tony Garnier) :Bass
スチュ・キンボール (Stu Kimball) :Guitar
ドニー・ヘロン (Donnie Herron) :Pedal Steel,Banjo, Violin, Mandolin
ジョージ・リセリ (George Recile) :Drums
チャーリー・セクストン (Charlie Sexton) :Lead Guitar


■ ディラン祭り

ボブ・ディラン・スペシャル・サイト
//www.sonymusic.co.jp/artist/BobDylan/

来日期間限定ソニー・ミュージックLegacy Recordings JPの Facebookページが【ディラン祭!】一色に!
https://www.facebook.com/legacyjp

来日期間中限定:追っかけレポートを、Facebookページで投稿セットリストやライヴ情報他、小ネタも含めて、様々なディラン情報をタイムリーにアップ。今後ボブ・ディランのレアなグッズのプレゼント・キャンペーンの実施も予定。


■ ボブ・ディラン来日公演

今後のスケジュール

札幌
4/13(日) Zepp Sapporo
4/14(月) Zepp Sapporo

名古屋
4/17(木) Zepp Nagoya
4/18(金) Zepp Nagoya

福岡
4/19(土) Zepp Fukuoka

大阪
4/21(月) Zepp Namba
4/22(火) Zepp Namba
4/23(水) Zepp Namba

INFO:ウドー音楽事務所 03-3402-5999
www.udo.jp


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