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ソロデビュー10周年を迎えた三浦大知に単独インタビュー![後編] 「グラミー賞をとって日本の音楽シーンを世界に届けたい」

2015年6月18日
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ソロデビュー10周年を迎えた三浦大知に単独インタビュー![前編] 「マイケル・ジャクソンのようなオリジナルの存在になりたい!」からの続き


-----4か月ぶりとなる新曲「music」はどのような楽曲に仕上がっていますか?
今回はタイトルが「music」ずばり音楽というタイトルなので、音楽について歌っています。先ほど少し話した音楽の理屈じゃない部分、年齢、世代、性別、国も関係なく本当にみんなが楽しめる楽曲に仕上がっていると思います。どのアーティストの方もそうだと思うんですけど、自分たちが音楽を作るときに思っていること、大切に一個一個作りながら、一人でも多くの人に届いたらいいなという気持ちがあります。自分自身の音楽に対する気持ちもそうだし、音楽という字は、音を楽しむと書いて音楽なので、聴くだけで楽しくなるようなそんなストレートな楽曲になっています。


-----「music」のミュージックビデオでは、振り付けというより、体が自然と踊りだしている感じがしました。そういう部分も意識されたのでしょうか。
そうですね。僕は基本的にダンスは必要なところにあるべきものだと思っています。どの場所にも振付をすればいいってことではないのかなと思っていて、そこに振り付けが必要だからダンスがあるというように、振り付けするときにいつも気をつけています。今回の「music」では、やっぱり基本的に体が好き勝手に動くというか、楽しくて体が揺れるような感覚を大切にしたかったので、たぶん一番最後だけ少し振りがついてるくらいで、ダンスとして成立すると思っていました。だから今回はゆるくというか、みんなで楽しく体を動かせるような、見た人も揺れたくなるように映像が仕上がったらいいなと思って作りました。


-----「music」のミュージックビデオで、上から見下ろすように撮影しているなと思ったのですが、それも意識されたのでしょうか。
上から撮るのは監督さんの案なんです。打ち合わせの中で「music」というタイトルだから、音が生まれる場所を視覚化しようという話になって、“音楽工場”をテーマにしようということになりました。金の布をまとめてみたらトランペットになったり、黒い粉叩いたらレコードができてみたり、そういうのを色々ちりばめながら作りました。それを上から撮ったら面白いんじゃないかと、監督から案をいただいて、じゃあ上から撮るんだったら、映像的にダンサーがいっぱい入ってきて、ミュージカル調の方が映像として面白くなるんじゃないですかねという話からこういうミュージックビデオにできあがりました。


-----仲のいいアーティストがいらっしゃいましたら教えてください。
KREVAさんぐらいですかね(笑)。


----なるほど。KREVAさんが三浦さんがあまりラップが上手くないと話したエピソードを聞いたことがあります(笑)。
はい、ラップの下手さはお墨付きをいただいています(笑)。


-----でもそれだけ仲よしなんですね。
仲いいというか、よくしてくださっているというか。先輩なんですけど、お互いスタッフさんとかとご飯に行って、いいお店とか見つけると、あっ今度ここKREVAさんと来よう!みたいな感じで、それをスケジュール合わせたりして行ったりします。そこで一緒にご飯食べながら、音楽の話もすれば、なんでもない話もしますね。あと、相談にも乗っていただいたりします。兄貴というか、先輩というか、教えてもらうことが多いですね。


-----今後コラボレーションしてみたいアーティストはいますか。
たくさんいます!名前をあげたらキリがないくらい!色んな方とコラボしたいなという想いがあるので。僕自身もジャンル問わず、自分の音楽を作っていきたいなあと思っています。マイケル・ジャクソンに出会った時の、オリジナルになりたいという気持ちは今でも続いているので、R&Bとかヒップホップとかソウルミュージックとかだけじゃなくて、もっともっとジャンルの壁を壊して、三浦大知は何でもできる、ちゃんと三浦大知の音楽になる、というようなアーティストになれたらいいなと思っています。そういう部分でいうと、本当にいろんなジャンルの方とコラボレーションをどんどんしていけたらいいなと思います。

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-----2013年と2015年に出演された「スプリングルーヴ」では、海外アーティストと共演されましたが、いかがでしたか。印象に残った方とかいますか。
僕本番が終わって、次の現場があってすぐ出なきゃいけなかったんです。なのでNE-YOとかちゃんと見れなかったんですけど、あとで映像を見せてもらって、やはり相変わらずカッコイイなと思いましたね。前回出た時もNE-YOが一緒で、あとDJのZEDDもいて、この二人はバックステージでも挨拶したんですけど、二人ともめちゃくちゃいい人で、ものすごく気さくで優しかったのを覚えています。


-----オフの日はどのようなことをして過ごしていらっしゃいますか。
家でのんびりしてるか、最近は上手くないんですけど写真に興味があるので、カメラ持ってちょっと出かけてみたりとかしています。


-----カメラにもこだわっているのでしょうか。
こだわってはいないんですけど、趣味としてですね。なんか写真楽しそうだなあと思って撮り始めて、よく撮っていただいているカメラマンさんに教えてもらったりして、勉強している最中です。


-----歌手として、今後の野望・目標などありましたら教えてください。
そうですね。ネタバレにならないよう、どこまで言っていいか難しいんですが、大きいこととしてはいつかグラミー賞は取れたらいいなと思います。でもなんでグラミーと言うかというと、理由があるんです。日本語の曲が、世界で普通に聞かれるようになったらいいなというのが目標としてあるんです。ダンスミュージックでもいいし、いわゆる日本独自の音楽でもいいし、なんでもいいんですけど、日本語が普通に音楽として、世界に認められたらいいなと思っています。例えば海外のカーステレオから、日本語の曲のダンスミュージックとか、そういうのが普通に流れて、それはそれでみんな普通に聞けるというか。そういう風になったら、自分が日本のアーティストとして生まれたことに、すごく意義のあることなんじゃないかなと感じます。グラミーを取るということは、認められたってことじゃないですか。なのでグラミーが取れるくらい、普通に世界で流れるような日本の曲を作れるアーティストになれたらいいなと思います。


-----世界進出を視野に入れているということですね。
世界進出というよりかは、世界で普通に日本の音楽シーンが認められたらいいなという感じです。日本の音楽シーンってものすごく面白いし、日本語も言語としてすごく優れていると思うんです。感情が0から10まであるとしたら、3とか7の感情も表現できる、細かいニュアンスを含んでいるのが日本語の良さだと思うので、そういう部分も含めて、三浦大知だけが、というわけではなく、日本語の音楽シーンがもっと世界に広がっていったらいいなと思っています。


-----あくまで日本語にこだわりたいと思っているんですね。
英語ももちろん好きだし、英語の曲も作ったことあるんですけど、軸としては、日本人アーティストなので、母国語は大事にしたいなと思います。


-----私たちのサイトは「TVグルーヴ」というのですが、サイトの読者に向け、メッセージをおねがいします。
みなさんこんにちは、三浦大知です!いつも僕自身は、理屈じゃない音楽を作れたらいいなと思っています。誰が聞いても楽しめて、僕を知ってても知らなくてもみんな楽しいそんな音楽を作れたらいいなと思っています。6月17日にリリースされるニューシングル「music」も聞くだけでハッピーになれる、そんな楽曲になっています。ぜひみんなで一緒にワイワイ聞いていただけると、これからの季節バッチリなんじゃないかなと思います!ぜひ三浦大知の「music」をチェックしてみてください!


本日は貴重なお時間頂きましてありがとうございました!今後のご活躍を応援しています。本当にありがとうございました。

(インタビュー終わり)

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【動画】三浦大知「music」



■ リリース情報

music
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posted with amazlet at 15.06.16
三浦大知
SONIC GROOVE (2015-06-17)