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“逆輸入俳優”として話題沸騰中のディーン・フジオカにインタビュー! 台湾を拠点に活動してきたのは「東京に住みたくなかったから」

2016年1月6日
ディーン・フジオカ / TVGroove.comディーン・フジオカ / TVGroove.com
2016年1月にDVDがリリースされる海外ドラマ「荒野のピンカートン探偵社」に出演しているディーン・フジオカ。現在放送中のNHKの連続テレビ小説「あさが来た」に出演し、来年1月スタートの連続ドラマ「ダメな私に恋して下さい」(TBS系)では、ヒロインを演じる深田恭子の相手役として大抜擢されるほど、今後注目度№1の日本人俳優だ。

シアトルの大学に留学経験もあり、大学卒業後はアジア圏を巡り、香港を拠点に俳優として活躍してきたディーン。日本語・英語・中国語など5か国語を熟す国際派俳優として、今後さらに注目を浴びる俳優になるだろう。

そんな彼が準レギュラー出演した「荒野のピンカートン探偵社」は、実在したアメリカ最古の探偵社、ピンカートン社の創設期を描いたミステリーアクションドラマ。ディーンはこの作品で、父の復讐の為にアメリカに渡ってきた謎めいた日本人ケンジ・ハラダを演じている。

俳優として、表現者として、さらに大きな舞台を目指そうという野心に溢れるディーンに、初の北米進出となった「荒野のピンカートン探偵社」のエピソードや役作り、今後の展望を包み隠さず語ってもらった。

TVGroove.comTVGroove.com




Q.この作品に自分が出演している点をどんな風にアピールしたいと思っていますか?

「僕にとって本作はアメリカで俳優としての初めての仕事だったので、すごく特別な想いのあるプロジェクトでしたね。演じたケンジっていうキャラクター自体もすごく特殊なキャラクターだと思うんですよ。当時、国交がないような状況で日本は密航するしか外に出る方法がなかった時代に、父親の仇の為にアメリカまで行っちゃった、決意の固い男で。そんなケンジ君を通して見る当時のアメリカの社会は、まだ南北戦争が終わったばっかりで奴隷制が残っていて、白人以外の人種は社会的には人間だと思われなかった。そんな時に、ケンジのような有色人種が一人で乗り込んできて、大分やらかして(笑)、でも後にピンカートンチームの一部になっていく。ケンジが物語の中で辿っていく流れと、撮影を重ねていくうちにスタッフやキャストたちとだんだん打ち解けていって、最終的にはリラックスして現場にいられるようになった僕自身の過程とオーバーラップする部分もあったりするので、そこも踏まえて見てもらうとまた楽しみが増えると思いますね」


Q.西部開拓時代のアメリカに、日本人であって刀の達人であったりする役でしたが、監督やプロデューサー周りの俳優陣と話し合いながら、日本人像作りをしていたのですか?

「基本的に意見は自分では言わないようにしたいんですね、俳優としては。でも、この時に関しては、監督やアクションコリオグラファーの人にしても、オーセンティックにどういう風に侍だったら刀をさばくのかとか、立ち振る舞いとかに関してもわからなくて、でも僕以外周りにアジア人が誰もいなかったので意見を聞いてくれて、取り入れてくれました。とても日本のカルチャーに対するリスペクトを持っていて、アメリカ人も多分興味があると思うんですよね。ケンジっていうキャラクターだったり、僕がずっと他の国でやってきたことを聞かせてほしいって言ってくる人も実際にいました。『何で君は今ここにいるんだ?』みたいなね」


Q.ケンジ役は父親に対する敬意の気持ちが強い人間だと思うんですけど、ディーンさんにとって、自分のお父さんのことをどのように感じていますか? お父さんとのエピソードもあれば、教えてください。

「彼(父親)は、僕にとっては、外の世界に興味を持つきっかけをくれた人っていうんですかね。小さい頃から出張のたびに海外のお土産を買ってきてくれました。父方のおじいちゃんおばあちゃんの家に行くと、中国の本とかがあって、日本のもの以外に触れあう機会がたくさんあるのが父方のほうだったんですね。まだ日本にインターネットっていうものが世の中的に知られていない時代からモデム回線でインターネットにアクセスしていたような、そういう新しいものや外の世界のものに対する興味、好奇心をうまく引き出してくれた父親だったんだなと、今自分が父親になって思いますね」


Q.俳優とかエンターテイメントで活動していく上で、ワールドワイドにやって行こうと思ったきっかけや、理由はあったんですか?

「俳優になるかどうかっていうのは、僕にとって明確にその目標があったわけではないので、流れで生きていくために色々とやっていった結果、俳優になったみたいなのが強いんですね。日本でエンターテイメントをやらなかったっていうのは、始めた地点が香港だったから、日本との接点がほとんどなかったっていうんですかね。もちろん向こうで何か作品をやって、日本で公開されたり、日本のメディアに取り上げてもらったことはこの十年間の間に何度かありました。でも日本って、どうしても東京に住んで、芸能事務所に所属して、それがまず前提条件みたいなのがあるじゃないですか。全然それで構わないとは思うんですね。ただ、自分は日本で仕事したいって思いはあったんですけど、日本に、東京に住むって考えがずっとなかったんです。だから、ただ日本に住みたいって思わなかったから、自然とそういう機会もなかった感じですね」


Q.北米へのチャレンジは決して結果論ではないと思うんですが、そこに関してはどう考えていたんですか?

「俳優として自分がやって行くっていう、ある程度自分はこういう人生なんだろうなっていうのがわかってくるじゃないですか。これが夢だとか、これしかできないとかそういうのとはまた別で。自分にとって俳優としての仕事があるから香港で社会との接点が持てた、自分が属することができるコミュニティができたみたいな感覚だったので。残酷なこと言うと、自分の想いなんか関係ないんですよね。人に求められてそれに自分が感謝の気持ちを持って応えられるかでしかないっていうか。これだけやりたいって思っても、誰にもそれをやってほしいと思われなければ、ただのわがままでしかないと八割くらい思っています」

「色んな国で仕事できる機会をもらえるようになって、アメリカでいつか俳優としてやっていきたいなっていうのは途中から思うようになっていったんですけど、こんなに早くこういう話がいただけるようになるなんて思ってもいなかったのでビックリしました。それから自分がやってきた作品を見てもらって、面接試験に合格してっていう流れでしたが、そこに対するモチベーションや、演じることに対するパッションっていうのはもう自分の中で確固たるものがあったし、どうせやるんだったらさらに大きい舞台へって思うのは誰でも自然なことだと思うので、そこに対して努力を続ける感じでした。それはアメリカ以外でも俳優としては常にそういう風に思ってやってきているつもりです」


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Q.日本語、英語、北京語、広東語と、言語を多く話せますが、演じていて心地よい言語はありますか?

「『あさが来た』で演じていて、僕すごく薩摩弁が好きだなって思いました。薩摩弁もっとやりたかったな、みたいな(笑)」


Q.外国語で難しいと思うことはありますか?

「それぞれありますよね、難しいことって。その文化によっては、怒るときにガッってスピードを上げる言語もあれば、一個一個ハッキリと念を押すように言う言語もあるみたいな。でもどれだけ経験するかってことだと思うんですよ。経験値が溜まっていけば、自然と引き出しも増えていってバリエーションや技が増えていくっていうのと一緒で。言語能力と演技の能力って全く別物じゃないですか。だからその掛け合わせで、自分の演技の幅を広げていく。今後も英語のお芝居の経験値をもっと上げていって、自分がやれる役の幅が広がっていくように頑張っていかないとって思います」

「ただ、一つ一つの言語とか文化の形で表現が全く違うんですよね。そこはやっぱり離れすぎちゃうとわからなくなる部分もあります。自分がずっと日本を離れていて、日本語があんまり流暢に使えなくなってた時期があったのと同じなんですが、中国語も最近使ってないからどうなってるのかなって思う。言語って使えば使うほど上手くなるけど、使わなければ忘れていくものなので」


Q.アジア圏を中心に様々な国の文化や社会情勢を身を持って感じてきたディーンさんですが、今後も「俳優、ディーン・フジオカ」として日本や海外で活躍の場を広げていく考えをお持ちですか? さらなる展望があれば教えてください。

「一つのことに集中していくほうが、効率が良いのかもしれませんが、自分は、人生このまま俳優としてやりたいのかっていうとそうではないです。音楽は仕事にならないとしても自分のライフラークとして続けて生きたいですし、これがいい影響になるのか散漫になってしまうのかはわからないですが、でも今までこうやってきて双方向にプラスになったこともたくさんありました。だからって、いきなりここから経済評論家になったり、科学者になったりとかはもう不可能だと思うんですね。それは自分の今まで選択してきた流れと、自分の残された時間の中でそういうことを選んできてないし、別にそこにモチベーションもないし(笑)」

「ただ、物をクリエイトするっていうこととか、何か表現するってところで共通項があることに関しては、表現のカテゴリやジャンルっていうのは自分で決めないようにしたいですね。決めたほうが楽なんですけど、決めちゃうとそれだけで終わっちゃう、そこで止まっちゃうから。だからなるべくニュートラルでいたい。何かシンボルみたいなものが現れた時に気づける心持ちでいたいなっていうのは常に思ってますね」

(インタビューおわり)


【動画】「荒野のピンカートン探偵社」 2016年1月13日DVDリリース




■リリース情報

「荒野のピンカートン探偵社」

【STORY】 1860 年代の開拓時代、米中西部カンザス州。アランとその息子ウィリアムは史上初の探偵社"ピンカートン探偵社"を創設したばかりだが、そこで女性探偵ケイトも働きだすように。3人は、意見を対立させてしまうことも多いが、どんなに困難であっても凶悪事件の真相を明らかにすべきという気持ちは同じで、力を合わせていく。

■2016年1月13日(水)・セルDVD-BOXⅠ  12,000円(税抜)・レンタルDVD①~⑥
■2016年2月3日(水) ・セルDVD-BOXⅡ  10,000円(税抜)・レンタルDVD⑦~⑪
発売・販売元:アミューズソフト ©Pink Series, Inc.
アミューズソフト公式サイト //www.amuse-s-e.co.jp/movie/
 
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