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メリル・ストリープ、東京国際映画祭オープニングイベントに登場! 安倍首相と初対面&ヒュー・グラントからのコメント映像も到着

2016年10月27日
メリル・ストリープメリル・ストリープ
映画「イントゥ・ザ・ウッズ」(15)のPR以来の来日を果たし、東京国際映画祭のオープニングには初参加となった、メリル・ストリープ。

昨日行われた記者会見では、オープニング作品として選ばれたことに関して「東京国際映画祭のオープニング作品として選ばれたこと、大変光栄に思います。この映画を誇りに思っています。今回、フリアーズ監督やヒュー・グラントは仕事が忙しいのでわたしだけ暇だったのでこうして来ることが出来ました(笑)」とユーモア溢れる回答を披露していたメリル。

しかしレッドカーペットでは、昨日の姿とは一転、日本をイメージして選んだという鶴があしらわれたバレンティノのドレスに身を包んだ姿で登場し観客を魅了した。堂々とそして優雅にレッドカーペットを歩き、アカデミー賞女優の貫禄を見せつけた。また、大きな歓声があがる中、ファンサービスにも心よく応じ、ファンを喜ばせた。

レッドカーペットの後行われた舞台上でのセレモニーでは、オープニング作品である本作からは、メリル・ストリープ、クロージング作品からは、松山ケンイチ、東出昌大、森義隆監督、フェスティバルミューズの黒木華、そしてスペシャルゲストとして安倍首相が登壇。

安倍首相(左)、メリル・ストリープ安倍首相(左)、メリル・ストリープ


安倍首相は、はじめに「世界の名女優であるメリル・ストリープさんにお越しいただきました。ありがとうございます」とコメント、続けて「この作品では自分が音痴と気づかないソプラノ歌手を演じているかと思いますが、わたしはこれまでメリルさんが出演されている作品をたくさん拝見してきました」と明かし、「その中でも「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」が最も印象に残っていまして、その中の台詞、“I have done battle every single day of my life.”(=私が戦わなかった日など一日たりともありません)この台詞が今だに心に残っています」と語った。

映画の中でメリルが演じたマーガレット・サッチャーの台詞を披露した安倍首相のコメントにメリルは大喜び。

最後に安倍首相は「是非みなさん映画祭を楽しんでいただきたいですが、実在の人物の感動的な物語、その人生をこの名優たちが凝縮した演技で魅せています。是非みなさん作品を楽しんでください」と、メッセージを寄せた。

また、松山ケンイチは「僕自身大ファンのハリウッドの名女優メリル・ストリープさんと日本を代表する安倍マリオさん・・・いえ、安倍首相とこのように肩を並ばせていただけたことを大変光栄に思っています。」とコメント。

会場は笑いに包まれた。

舞台上でのセレモニーの後は、Q&Aを実施。

Q:今回の役を演じられてみていかがでしたか?

メリル:私が演じたマダム・フローレンスという女性は、歌がとても好きなのですがとても下手な人物です。しかし、たくさんの人に笑顔と笑いを届けました。そんな素敵な女性を演じることができて、とても楽しかったです。

Q:東京国際映画祭の参加は初かと思いますが、実際に参加されていかがでしたか?

メリル:たくさんの方が集まってくださっていてとても嬉しいですし、圧倒されています。オープニング作品としてこの映画が選ばれたことを誇りに思います。

Q:この映画でどんなことを伝えたいですか?

メリル:最初はコミカルでサプライズも満載ですが、実はとても深い映画なので、そこも注目して観ていただきたいです。

レッドカーペット&セレモニーに続き、場所をEX THEATER ROPPONGIに変え行われたオープニングセレモニーに登壇し、舞台挨拶を行ったメリル。

本年度フェスティバルミューズの黒木華に出迎えられたメリルは、来場者からの万雷の拍手に笑顔で手を振り応え、MCを務める羽鳥慎一アナウンサーから改めて紹介を受けると、会場からは再び大きな拍手が。会場から「I love you!!!」と声援が上がると、メリルも「I love you too!!」と応じた。

初めに「ありがとうございます」と日本語で挨拶したメリルは、「東京に戻ってこられてとても嬉しいです。東京国際映画祭オープニング作に選ばれ光栄です。作品をぜひ楽しんでいただければと心から思っています。」とコメント、再び来日できた喜びを露わにした。

また、この日は今回来日が叶わなかった共演者ヒュー・グラントからのコメント映像も到着した。※以下、ヒュー・グラントのコメント。

「ハロー東京!今回伺えず本当に残念です。楽しみにしていたのですが、急遽撮影が入ってしまいました。そのかわり、僕の個人アシスタントを送りました。メリルといいます。もう会いました?優しくしてくださいね。公の場に慣れてないので、彼女に意地悪とかやめてくださいね。ちょっとテンパっちゃうので、映画を楽しんでいただけると嬉しいです。この作品は脚本が素晴らしいです。もちろん監督スティーヴン・フリアーズとメリル・ストリープの力もですが、コミカルと切なさの表現、二つの融合が素晴らしいので、大いに笑って、泣いてください。メリルがティッシュを配りますよ。作品を招待してくれた東京国際映画祭に感謝します。別の機会に是非伺いたいです。」

ヒューのコメントに対しメリルは「英語圏でもっとも忙しくて、もっともチャーミングな人のビデオね。」と笑顔でコメントした。

その後、羽鳥アナウンサーから本作が東京国際映画祭オープニング作に選ばれた気持ちを聞かれると、「大きな名誉だと感じています。できれば最後まで映画祭に残りすべての作品を観たいのですが、残念ながら、アメリカに戻って新しい大統領が生まれる瞬間を見届けなければいけません。」と笑顔で回答。

会場は大きな笑いに包まれた。

続けて、黒木華から本作における役作りについて聞かれると「出来るだけ上手くアリアを歌う訓練から始めて、フローレンスがこの歌を完璧に歌っているんだというイメージを作りました。それから少し崩していって・・・実際に彼女の歌声は彼女のイメージとは違うんです。」と明かし、黒木は、世界で活躍する大女優の回答に、真剣な表情で耳を傾ける様子がみられた。

黒木華(左)、メリル・ストリープ黒木華(左)、メリル・ストリープ


また、黒木がベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞したことに話題が及ぶと、「素晴らしいことですね、おめでとうございます」とその功績を称えた。

羽鳥アナウンサーが二人の衣装について触れると、鶴のデザインがあしらわれたバレンティノのドレスを着たメリルと着物姿の黒木が並び会場はシャッターの嵐に。最後は惜しまれながらも来場者に手を振り、盛大な拍手の中、会場を後にした。

その後、TOHOシネマズ六本木ヒルズで二回行われた舞台挨拶にも登壇したメリル。

どちらも売り切れとなっていた会場には多くの観客が集まり、大盛況の内に終了。日本での変わらぬ人気をみせつけた。


■作品情報

タイトル:「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」

あらすじ:世界が憧れる音楽の殿堂 “カーネギーホール”。ここで、今なお“伝説”として語り継がれる一夜がある。
1944年、フローレンス・フォスター・ジェンキンスの公演回だ。
NY社交界のトップ、マダム・フローレンスの尽きない愛と財産は、夫のシンクレアと音楽に捧げられていた。
ソプラノ歌手になる夢を追い続けるフローレンスだが、
彼女は自分の歌唱力に致命的な欠陥があることに気づいていない。
愛する妻に夢を見続けさせるため、夫のシンクレアは、マスコミを買収して、
信奉者だけを集めた小さなリサイタルを開催するなど忙しく献身的に立ち回っていた。
しかしある日、フローレンスがカーネギーホールで歌うと言い出して―。
持病を抱えながらも音楽に生きる彼女の命がけの挑戦に、シンクレアも一緒に夢をみることを決める。
今、笑いと涙で包まれた奇跡の公演の幕があがる!

・監督:スティーヴン・フリアーズ
 
・出演:メリル・ストリープ、ヒュー・グラント、サイモン・ヘルバーグ

・原題:FLORENCE FOSTER JENKINS

・配給:ギャガ 

・公開:12月1日(木) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開

・公式サイト://gaga.ne.jp/florence/
 
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