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Netflixオリジナル映画「Death Note/デスノート」ラキース・スタンフィールド来日インタビュー! アウトキャストなLに共感

2017年8月30日
ラキース・スタンフィールドラキース・スタンフィールド
(c)TVGroove.com/メイク:前原亨羽子
Netflixオリジナル映画「Death Note/デスノート」が、8月25日(金)より全世界同時オンラインストリーミング中だ。同作に出演するハリウッド期待の若手キャストが来日し、L役を演じるラキース・スタンフィールドが、TVグルーヴのインタビューに応じてくれた。

「Death Note/デスノート」は、日本のマンガ界が誇る大場つぐみ(原作・原案)と小畑健(作画)による少年ジャンプの大人気コミック「デスノート」待望のハリウッド実写映画版。映画「サプライズ」や映画「ザ・ゲスト」のアダム・ウィンガードが監督を務め、「HEROS/ヒーローズ」のマシ・オカがプロデューサーを務めている。

今回、TVグルーヴは同作プロモーションのために来日したラキース・スタンフィールドにインタビューを実施。「グローリー/明日への行進」「ストレイト・アウタ・コンプトン」などに出演し、最近ではゴールデン・グローブ賞受賞、エミー賞ノミネートの「アトランタ」への出演で知られる彼に、本作に惹かれた点や自身が演じるLというキャラクターについて、また俳優業の傍ら続けてきた音楽業についても語ってもらった。


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Q:日本滞在はいかがですか?来日前のインタビューでは、お寿司やラーメンを食べたいと話されていましたが…

ラキース・スタンフィールド(以下L):そうなんです(笑)。お寿司もラーメンも食べましたが、とても美味しかったです。今のところ、日本滞在を楽しんでいます。お寿司をアメリカに持ち帰りたいぐらいですが、着く頃には傷んじゃいますね。


Q:L役を演じてみたいと思った理由は?

L:Lのキャラクターそのものが魅力的だと思ったので演じてみたいと思いました。Lのアウトキャスト、つまり社会から少しはみ出たところで生きている点に惹かれました。そして、彼が知性的だという点です。あらゆる情報を収集し、それを処理していく能力という点からも、僕の好きなキャラクターだと思うことができました。特にアウトキャストという点にとても共感することができましたし、頭が切れて、仕事ができて、最後までその仕事を全うする点が非常に魅力的だと思いました。

Netflxiオリジナル映画 「Death Note/デスノート」 8月25日 (金) より全世界同時オンラインストリーミン


Q:アウトキャストという点に共感したと仰いましたが、ご自身とLの共通点ということでしょうか?

L:アメリカで黒人として育って、自分が亜流であるということを痛感してきました。また元々シャイな性格で、人と仲良くすることもできますが、基本的には人とあまり話したくないと思うこともあるため、Lの気持ちを理解することができます。また、Lはオープンマインドなところ、つまり柔軟性があるところがありますよね。僕は宗教を信仰しているわけではないので、アメリカではその時点で亜流になってしまいます。宗教を信仰していないという点で、小さい頃から“生きている意味とは何なのか?”と考えることが多く、そこから落ち込んでしまうこともありました。ですので、Lが暗い性格だという点も共感しました。


Q:デスノートのコンセプトを知った後の感想は?

L:怖いなと思いました。実際に使いたいとは思いません(笑)。存在しなければいいなと思いますが、もし存在するなら、出来るだけ距離を置きたいと思います。自分は欲しいとは思いません(笑)。


Q:本作は世界中に多くのファンを抱える作品です。キャスティングが発表された時、様々な意見が飛び交いましたが、L役を演じるにあたりプレッシャーなどはあったのでしょうか?

L:特にプレッシャーは感じませんでした。感じないようにしていました。そうしないと演じられませんからね。キャスティングに関して批判の声が上がったのも承知でした。アメリカでは特に、肌の黒い自分がLを演じることはいかがなものかとの声が上がりました。アメリカでは、肌の色で人を判断しがちだからです。ですので、肌の黒い僕がLを演じるということで、Lがラップをするんじゃないかと、いわゆるステレオタイプの黒人の人のイメージを当てはめてしまう人が多いので、そういった反応もあるものなんです。なかには、思い入れのあるキャラクターが、オリジナルから変化してしまうことを嫌がる人もいるのも承知しています。しかし、脚色という根本的な概念をみんなわかっていないんだと思います。オリジナルと全く同じ作品を作ってしまえば、それは何の意味もないものです。リメイクということで、オリジナルを脚色し、色々な味を加えているわけなんです。なかなか受け入れられない人もいることは分かっていましたが、自分なりのLを演じようという心持ちで臨みました。

(c)TVGroove.com/メイク:前原亨羽子


ー 「デスノート」は日本で何度も映像化されています。そのため、本作のキャスティングが発表された際、新鮮に感じ、楽しみにしている人も多くいました。

L:とても嬉しいことです。日本の実写版を拝見しましたが、どれも素晴らしく良く出来ていました。だからこそ、監督のアダム(・ウィンガード)も、ああいう(原作そのものの)Lは、日本でしっかりと表現されたわけだから、違う方向で表現しようと思ったのではないかと思います。僕自身も、違う方向で行くということは撮影が始まってから知りました。初めは、白い服を着たLをやるんだと思っていたぐらいなので。ですが、今回のアメリカ版は「デスノート」ではありますが、違う方向性でいくものだということを理解した上で、撮影に臨みました。


Q:撮影中の様子について教えて下さい。気に入っているシーンはありますか?(マシ・オカさんとの共演シーンでは日本語を話されていましたね)

L:現場の様子は毎日違っていました。ロケーションも違えば、スタジオでの撮影シーンもあったので。マシ・オカさんとのシーンは当初、東京で撮影する予定だったのですが、それは叶わず、ロサンゼルスのチャイナタウンで撮影したんです。チャイナタウンの一部を日本っぽく作り込みました。周りはチャイナタウンですが、そこだけ東京という不思議な空間でした。あそこは僕も気に入っているシーンで、時間をかけて撮影したので、日本語がうまく話せていればいいなと思います。

一番気に入っているシーンは、ダイナーでライトと初めて出会うシーンです。L独特の座り方ができているということと、最初に原作を読んだときに2人の心理戦に惹かれたので、そのオリジナルに忠実なシーンということで気に入っています。

Netflxiオリジナル映画 「Death Note/デスノート」 8月25日 (金) より全世界同時オンラインストリーミン



Q:役者の傍ら、MOORSで楽曲もリリースしていますし、最近ではジェイ・Zの「Moonlight」MVに出演されて話題となりました。ラキースさんにとって俳優業と音楽業は密接に結びついているように思うのですが、ご自身にとって俳優業・音楽業とはどのようなものなのでしょうか?

L:僕にとってその2つはとても密接に結びついているんです。いい作品にはいい音楽が不可欠なようにね。音楽にしても、映像があることで音楽の世界観が伝わり、広がると思っています。自分自身も生まれつき表現をすることが好きなので、音楽にしろ、役者にしろ、どちらでも成長していきたいと思っています。そして将来的には、全て発揮できるような作品を作っていければと思っています。

あと「Moonlight」についても話してもいいですか?あれはジェイ・Z本人から電話がかかってきたんです!彼からMVに出演してくれないかと頼まれました。彼は本当に謙虚で素晴らしい人で、黒人キャストで(海外ドラマの)「フレンズ」をやるということで、出演しなくてはと思いました。(撮影は)とても楽しい経験でした。

- あのキャストの「フレンズ」が観たくなりました。

L:(爆笑)僕も!面白そうですよね!

【動画】MOORS「Gas」


【動画】ジェイ・Z「Moonlight」



Q:最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

L:日本が大好きです。今回、この「デスノート」を携えて来日出来たことを嬉しく思っています。日本という国から、この素晴らしい作品が誕生したことに感謝しています。日本に来てみたら、食べ物もおいしいですし、人も素晴らしく、ゴミ一つない清潔なところが最高だと思います。ずっと清潔なままでいてほしいです。ロサンゼルスは汚いので(笑)。僕らが作ったアメリカ版の「DEATH NOTE/デスノート」、ぜひ楽しんで下さい!

(c)TVGroove.com/メイク:前原亨羽子


(インタビューおわり)

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◆作品情報

Netflix「Death Note/デスノート」

2017年8月25日(金)全世界同時オンラインストリーミング

監督 : アダム・ウィンガード
脚本 : チャーリー・パルラパニデス、ヴラス・パルラパニデス、ジェレミー・スレイター
プロデューサー : ロイ・リー、ダン・リン、ジェイソン・ホッフス、マシ・オカ
出演 : ナット・ウルフ、ラキース・スタンフィールド、マーガレット・クアリー、シェー・ウィガム、ポール・ナカウチ、ウィレム・デフォー
原作 : 大場つぐみ ・小畑健「デスノート」(少年ジャンプ)


◆Netflix

世界最大級のオンラインストリーミングサービス。190以上の国で1億人超のメンバーが利用している。オリジナルコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画など、1日1億2500万時間を超える映画やドラマを配信。

メンバーはあらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけオンライン視聴可能。コマーシャルや契約期間の拘束は一切なく、思いのままに再生、一時停止、再開することができる。

公式サイト : Netflix.com/jp
公式Twitter : twitter.com/NetflixJP
公式Facebook : facebook.com/netflixjp
公式Instagram : instagram.com/netflixjp
公式YouTube : youtube.com/c/NetflixJP

 
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