リメイク版「ワンダーウーマン」シリーズ化・放送ならず

「ワンダーウーマン」のリメイク版がシリーズ化・放送されないことが明らかになった。

米Entertainment Weeklyが伝えたところによると、米NBCは、デヴィッド・E・ケリーとワーナー・ブラザーズテレビジョンが企画・制作を進めていた、リメイク版「ワンダーウーマン」をシリーズ化・放送しないことを決定した。

「ワンダーウーマン」は、DCコミックのヒロインを主人公にした70年代に大ヒットした人気海外ドラマ。そのリメイク版を、「アリー my Love」「ボストン・リーガル」などのヒットドラマで知られるカリスマ・プロデューサー、デヴィッド・E・ケリーが手掛けるということで、早くから注目されてきた。

しかし、今年1月には、すべてのテレビ局から放送を断られ、一度は制作に入れない状態となった。その後、NBCが放送局として手をあげ、ヒロイン役として若手女優のエイドリアンヌ・パリッキが決定。これで順調にシリーズ化に向かう、と思われた。

ところが、制作されたパイロット(第1話)に対する評価は今ひとつ。また、目玉の一つとして公開されたヒロイン役のコスチュームに対してもインターネットで批判的な声が多く上がっていた。

脚本やコスチュームに修正を加える試みも行われていたと伝えられているが、最終的にNBCはシリーズ化しないという判断に至った。

制作者らが他の放送局と交渉して、リメイク版「ワンダーウーマン」の放送を実現させる可能性はあるが、現時点で、そのような動きは伝えられていない。
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