ジャスティン・ビーバー、ツイッターフォロワー数の約半数は“フェイク”

現在ワールドツアー真っ最中の人気歌手ジャスティン・ビーバーは、今年1月にツイッターのフォロワー数がレディ・ガガを抜き、世界第1位になった。現在約3,700万人のフォロワーがいるジャスティンだが、そのフォロワーの約半数が実はフェイクであるとstatista.comが発表した。

今回statista.comが調査したのは、世界で最も多くのフォロワー数を有する上位10名のツイッターアカウントについて。



statistaが公表した図によると、ジャスティンのフォロワーのうち、およそ半数が“フェイク”アカウントであるという。

この“フェイク”の定義だが、ソーシャルメディア中心に統計をとっているSocialbakersによると、以下の6つの定義のいずれかにあてはまるものだという。

1.50人以下のフォロー数で1人もフォロワーがいないアカウント
2."make money"などのスパムメッセージを何度もツイートしているアカウント
3.3度以上同じツイートを繰り返しているアカウント
4.ツイートの90%以上ががリツイートであるアカウント
5.ツイートの90%がリンクを貼ってあり、フォローとフォロワーの比が7:1のアカウント
6.一度もツイートしていないアカウント

以上の定義に当てはまるアカウントがジャスティンのフォロワーの約半数を占めており、約1,670万人のフォロワーは“フェイク”アカウントであることが判明した。

また、約260万人のフォロワーは"inactive"(使用されていない)アカウントとの統計も出ており、"good"(純粋な)フォロワー数は約1,780万人ということがわかる。

"good"フォロワーだけを見ると、2位のレディ・ガガのほうは約1,900万人のフォロワー数を有しており、ジャスティンの順位が2位に下がることになる。

しかし、Socialbakersによると、多くのフォロワー数を持てばその分フェイクフォロワーも増えるとのこと。

約半数がフェイクと言われてしまったジャスティンだがそれでも世界で最も多くのフォロワー数を持つセレブの1人であることは間違いない。

*今回statista.comが出した調査は、SocialbakersとTwitaholicの統計を元に発表されています。

■Socialbakers:
Facebookなど主にソーシャルメディア関連の統計などを行っている会社。Facebook関連の数字はほとんどこの会社が統計を行っている。

■Twitaholic:
Twitterのフォロワー数上位100名の動きを常に追っている会社