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人気歌手エミリー・サンデー、1Dなどを生み出したオーディション番組「X Factor」に苦言

2013年4月25日
人気歌手エミリー・サンデーが、レオナ・ルイス、JLS、ワン・ダイレクションなどの人気アーティストを輩出した英人気番組「The X Factor」に苦言を呈している。

パワフルな歌声と類まれなる作曲能力でイギリスを始め、世界中で人気のあるエミリーは、近年お茶の間の支持を集めているオーディション番組について、「憂うつにさせる番組だわ。4人の人間が出場者をジャッジして、彼らの自信を失わせちゃうなんて悲しいと思うの」と嫌悪感を露わにした。

「私は『X Factor』に出場しようとは考えなかったと思うわ。歌うだけというのが好きじゃないの。曲を書くことを奨励してほしいわね」

このように「X Factor」に批判的なエミリーだが、一方で、ワン・ダイレクションなど「X Factor」があったおかげで発掘されブレイクしたアーティストもいる。エミリーもその点については認めているようで、入るのが非常に難しい音楽業界を目指している人にとっては魅力的だろうと言っている。

しかし、エミリーは基本的には、ストイックな態度で音楽に専念することをすすめている。

「音楽をやっていきたい人は、とにかく自分の作品にフォーカスすることね」

さらに、エミリーは、辛抱強くなることも重要だと説く。

「若いアーティストたちは、早く音楽業界に入らなきゃいけないっていうプレッシャーを感じすぎているわね」

エミリーの言葉は、次々とアーティストを急増しヒット曲を量産しようとする、商業化されすぎた現代の音楽産業への警告なのかもしれない。
 
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