15年目の真実！ ブリトニー・スピアーズのあのデビュー曲はTLCが歌うはずだった！ 彼女たちが断った理由とは？

1998年、シングル「ベイビー・ワン・モア・タイム」で、歌手として鮮烈なデビューを飾ったブリトニー・スピアーズ(31)。しかし実は、この曲は他のアーティストが歌う予定の曲だった!?

人気番組「ミッキー・マウス・クラブ」への出演からブレイクし、17歳で歌手デビューを果たしたブリトニー。ファーストシングル「ベイビー・ワン・モア・タイム」は、ちょっぴり背伸びしたセクシーな制服を着たブリトニーが出演するMVとともに、大人っぽい歌詞が人気となり、翌年リリースされた同名アルバムとともに、全米チャートのトップを獲得。一躍、人気歌姫の座に躍り出た。

しかし実はこの曲は、1990年にデビューした女性R&Bグループ「TLC」が歌う予定の曲だった。なぜ彼女たちは「ベイビー」を蹴ったのか。メンバーであるT-ボズが「歌詞が気に入らなかった」と語ったことを、米Perezhiltonが伝えている。

「なんていうか、曲は好きだったの。だけどこれはヒットするの?　TLCなの?と思っちゃった。(歌詞の)“hit me baby(直訳:私をぶって)”なんて、私は言わないし」

T-ボズは「ブリトニーのことを貶してるわけではない」「彼女にとってはよかったと思う」「彼女も好き」と、ブリトニーファンを気遣う発言をしながらも、とにかくひとつの歌詞が相当ひっかかったと主張している。

「私が“hit me baby one more time(直訳:もう一度、私をぶって)”って言うかって?　絶対にないわ!」

T-ボズは、「自分たちはヒットを狙うことだけをしていたわけではない」とし、結果的には「ブリトニーにとってもよかった」と話している。

「(名曲)全部が、それぞれのアーティストにとって、いい曲ってわけじゃない。本当のアーティストなら、自分の信念ってものや、本当に歌いたい曲のことをわかっているはず。だから(「ベイビー～」は)ピンと来ないし、TLCにもしっくりこないって、私にははっきりわかっていたのよ」

あれからお互いに、独自の路線を切り開いてきた、女性二大アーティスト。現在でも第一線で活躍できる理由には、自己理解が重要なキーだったようだ。

【動画】まだどこかあどけない!?　ブリトニー・スピアーズ「ベイビー・ワン・モア・タイム」