アイス・キューブ、故ポール・ウォーカーを批判して集中砲火を浴び謝罪「俺もポールのファンだった」

米俳優、ラッパーのアイス・キューブが、14日に行われたMTVムービーアワードで自分が受賞しなかったことに腹を立てて俳優で昨年亡くなったポール・ウォーカーを批判し、集中砲火を浴びた。PerezHilton.comなどが報じた。

アイス・キューブが受賞を逃したのは「ベスト・オンスクリーン・デュオ」賞でのこと。彼は映画「Ride Along」で共演したケビン・ハートとともにノミネートされていたものの、実際には映画「ワイルド・スピード EURO MISSION」で息のあった演技を見せていたヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーのペアが受賞した。

この結果に対し、受賞を信じていたアイス・キューブは激怒。USA Todayからインタビューされた際に、ポールとヴィンのペアが受賞できたのは「同情票」のおかげだと発言したのだ。さらには「俺は賞をかすめ取られたんだ。MTVよ、恥を知れ!俺たちペアが他にノミネートされた、どのペアよりも一番息が合ってたんだ。俺たちが受賞しないなんて、ただただクレイジーだよ。俺たちはベストだった。彼らはポールが亡くなる前に賞をあげるべきだった」とコメント。これに対して各方面から彼への批判の声が飛ぶ事態となった。

謝罪の必要性を察知したのか、アイス・キューブは15日夜ツイッターにて言い訳とも取れる謝罪のコメントを多数投稿。「同情票」と発言したことに対しては、「俺たちはその人が死ぬ前に栄誉を与えるべきだと言いたかったんだ」と発言し、「ポール・ウォーカーのファンのみんな騒がないでくれ。俺だってファンだったんだ」と投稿した。