「アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル」元候補者、「水商売歴が理由の解雇は不当」と3億円の訴訟を起こす

トップモデルを目指し、夢を追う若者たちを競わせるリアリティ番組「アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル」に思わぬ危機が?　元候補者が、番組と、ジャッジを務めるタイラ・バンクス(41)を相手取り、3億円以上もの賠償を求める訴訟を起こした。

タイラと番組を訴えたのは、同番組シーズン14と17に出演していた、アンジェリア・プレストンという女性候補者。EntertainmentWeeklyが伝えたところによると、2011年放送のシーズン17にて、3人のファイナリストとなったアンジェリアだが、突如、とある理由から失格に。目の前に迫っていた賞金10万ドル(およそ1188万円)の獲得と、化粧品会社の広告塔、そして「Vogue」誌イタリア版への出演という華々しい道が、すべて断たれてしまったのだ。その理由は、アンジェリアが過去に、コールガールとして働いていたことにあったという。



しかしアンジェリアは、過去の職歴が契約違反に当たることはないと主張。番組から与えられた精神的ダメージや、番組出演時の賃金が不当であったと訴え、300万ドル(およそ3億5千万円)もの支払いを、タイラと番組側に求めているという。

これに対し、番組を放送する米CWは、「放送した通り、アンジェリアは失格」であることを、再度強調。「彼女の弁護士には、何ひとつ利益を得られないということを、我々は確信している」との声明を発表し、全面的に争う構えを見せた。