第72回ゴールデン・グローブ賞授賞式で“北朝鮮の軍服姿”で登場した韓国系アメリカ人女優が人種差別批判に反論

現地時間1月11日に開催された第72回ゴールデン・グローブ賞授賞式にて、北朝鮮の軍服姿で登場したコメディアン兼女優のマーガレット・チョー(46)が批判の矢面に立たされることに。同授賞式で演じた“キャラ”が、一部から「人種差別的」との批判を受けている。



ゴールデン・グローブ賞授賞式において司会を務めたエイミー・ポーラーとティナ・フェイはこの日、序盤からソニー・ピクチャーズのハッキング事件や、北朝鮮が題材の映画「The Interview(原題)」について、キワドイ時事ネタを連発。

ティナは「(ゴールデン・グローブ賞を選出する)ハリウッド外国人記者協会は世界中のジャーナリストから構成されているのです」と前置きした上で、新たなハリウッド外国人記者協会のメンバーを紹介。それが、マーガレット演じる北朝鮮のジャーナリスト、チョー・ヨンジャだった。

その後、マーガレット演じるチョー・ヨンジャは、自分が携わったという雑誌をメリル・ストリープに持たせ写真を撮ったり、北朝鮮の軍事パレードで見られるような、特徴ある歩き方をしたりと、やりたい放題。同キャラクターの一挙一動は視聴者に強い印象を残した。

しかしその結果、マーガレット演じる“北朝鮮ジャーナリスト”は一部視聴者から「人種差別的」との批判を受けることに。批判を浴びてしまった当のマーガレットは授賞式後、自身のツイッターを更新。今回のことについて謝る気はないとの意見を述べている。

「私は北朝鮮/韓国の混血子孫よ。私はジョークにしてるけど、あなたたちが収監したり、飢えさせたり、洗脳しようとしているのは私の仲間たちよ。私はこの文化の出身であり、この種族の出身。だから私はこのことについてコメントすることができるの #悪口を言いたい人には言わせておけばいい #言論の自由」

また、米バズフィードのインタビューにおいても、マーガレットは今回のことを後悔していないことをアピール。「韓国の話にかけては、私はやりたいことを何でもできるの。北朝鮮でも、韓国でも」「おそらく私は、これらのことをジョークにすることができて、強制収容所に入らされない、世界でただ一人の人間」ともコメントしている。