「子どもの視点で見ると世界が変わる」ということがわかる動画 子どもはできて、親はできなかったモノマネとは？

子どもとその親が一枚のカベを隔てて隣に座り、テレビ画面に映った人のする変顔をマネしていくという実験が行われました。

顔を指で伸ばす女性や、顔を手でつぶす男性を見て、親子とも楽しそうに一緒になって、その変顔のマネをします。

しかし、ある顔が画面に現れると、子どもはマネすることができるのに、親たちは難しい表情になり、モノマネをしようとしません。一体画面に映った顔とはどんなものだったのでしょうか?

画面に出てくる顔のマネをする実験で、子どもはできて、親はできなかったモノマネ


それは障害を持つ女性が鼻に手を押し当てるという映像でした。

子どもたちは、「鼻に手を押し当てている」という情報を素直に受け取り、その表情をマネして見せたのですが、親たちは「障害者のマネをする」という行為を良くないものであると認識していたためか、モノマネをしようとはしなかったのです。

映像の最後には「子どもの目で違いを見てみよう」という文字が流れます。

この動画は、ノエミ・アソシエーションという団体によって、社会が障害を持つ人たちに対する見方を変え、障害者の尊厳を守るという目的で作成されたそうです。