ケンダル・ジェンナー、トランスジェンダーを認めた父は「最高に幸せ」に見えると心境を告白

米リアリティ番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」で知られ、モデルとしても活躍するケンダル・ジェンナーは、トランスジェンダーを告白した父ブルースが強い意志で女性化への道を進んでいることを嬉しく思っているという。

元オリンピック金メダリストのブルースは先月、ベテランキャスター、ダイアン・ソイヤーとのインタビューで女性化を告白した。17日にあったビルボード・ミュージック・アワードのレッドカーペットに登場したケンダルは、父がトランスジェンダーをカミングアウトする決断をしたことについて誇らしげに語った。

「正直、こんなに幸せそうな父は見たことがない」とケンダルは米エンターテイメント情報番組「E! News」の人気レポーター、ジュリアナ・ランシックに語った。「昨日、父と一緒にいたけど、それだけでも幸せな気分になる。だから父も幸せで、強い意志をもって(女性化で)前に進みながらも、子どもたちを思いやっているのは本当にすごいと思う」

ブルースは2013年10月に別れた3人目の妻クリス・ジェンナーとの間に、ケンダルのほかにもカイリーをもうけている。さらに最初の妻との間に息子のバートと、ケイシーとして知られる娘のカサンドラを、2人目の妻リンダ・トンプソンとの間に息子のブランドンとブロディをさずかっている。クリスの娘キム、クロエ、コートニー、そして息子ロブ・カーダシアンはブルースの継子にあたる。

子どもたちは全員、ブルースの女性化を応援している。「お騒がせセレブライフ」の2部作特番「About Bruce」にも総出演しており、あるシーンでケンダルは父親への愛情を語りながら感極まって涙を見せた。

「父は本当に最高の人よ」とケンダルは番組で話している。「あれほどステキな父親はいないわ。自転車の乗り方を教えてくれたし、おてんばな私をそのまま受け止めてくれた」

一方、キムも涙をこらえながら家族を取り巻く状況に触れ、母クリスの反応について語った。

「『ママにとってはすごくつらいはず』と考えていたの。とても悲しい。母はいつも泣いてるし、それを見ていると、自分もとても悲しくなる」とキム。「母は本当に家族のためにたくさんのことをしてくれるから、心から感謝しないといけないわ」

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