「ワン・ダイレクション」生みの親 サイモン・コーウェル、「ゼインはやめるだろうと思っていた」

英人気ボーイズバンド「ワン・ダイレクション」の生みの親である敏腕プロデューサーのサイモン・コーウェル(56)が、今年3月にゼイン・マリクが突如脱退したことについて「そうなるだろうと察知していた」と明かした。

Eventマガジン最新号に掲載されたインタビューの中で、サイモンは、「ゼインが脱退することは事前に察知していた」とコメント。「彼は精神的に辛い思いをしており、不幸せだったからね。でも彼より、残されたメンバーたちのことが心配だったよ」

「ゼインは相当参っていたけど、自らバンドを去る決断を下した。追い出されたわけじゃない。彼自身がバンドから離れたいと決心したんだ。でも、残されたメンバーたちは何も知らされてなかったからね。彼らのケアをしなければと責任を感じたんだ」と述べ、ハリー・スタイルズ、ルイ・トムリンソン、ナイル・ホーラン、リアム・ペインがショックを受けるのではないかと気遣ったことを明かした。

サイモンは今月2日に開催された「ミュージック・インダストリー・トラスト・アワード」で、プレゼンターを務めたワン・ダイレクションのメンバーから賞を受け取ったときに、「ゼインなんて必要ないね」と毒舌を吐き、話題に。

その後、出演したニューヨークのラジオ番組で、「ワン・ダイレクションの4人と一緒にステージに立ってたら、自分もメンバーの一員になって、バンドが5人に戻ったような錯覚に陥ってね」と弁解。「ゼインのファンには謝るよ。冗談だったんだ」と謝罪したが、ゼインの脱退を快く思っていないのではとゴシップされた。

ワン・ダイレクションだが、世界中を股にかけて行われていた「オン・ザ・ロード・アゲイン・ツアー」が10月末に無事終了。11月13日には5作目となるニューアルバム「Made in the A.M.」をリリースするなど、今年いっぱいは多忙な様子だ。