急死したプリンスの追悼式が５月にロサンゼルスで開催へ

先月急死した人気歌手プリンス(57)の追悼式が今月、ロサンゼルスで行われ、ファンが最後のお別れをする場が設けられる。

「パープル・レイン」などのヒット曲で知られたプリンスは4月21日、ミネソタ州チャナッセンの自宅兼スタジオ「ペイズリーパーク」で亡くなっているのを発見された。

追悼式は今月6日、エリック・ガルセッティ ロサンゼルス市長の司会で市庁舎で行われる。プリンスはここで1991年に発表したアルバム「ダイアモンズ・アンド・パールズ」のミュージックビデオを撮影した。市庁舎はプリンスの訃報が伝えられて以来、哀悼の気持ちを込めて紫色でライトアップされている。

ガルセッティ市長はプリンスの死後、その偉業を称賛する声明を発表した。

「プリンスは1世代に1人という傑出した才能でした。ステージでもスタジオでも発揮したその才能に唯一匹敵したものは、自身のアートの完全性を守り、作品をコントロールするアーティストの権利を保護するという彼の決意でした」
「本日、私はロサンゼルス市民と世界中の人たちと共に、真のアイコンを失ったことに哀悼の意を表明します」

一方、プリンスさんの異父兄アルフレッド・ジャクソンが、プリンスの死後初めて沈黙を破り、米エンターテイメント情報番組「Entertainment Tonight」とのインタビューで次のように語っている。

「弟を失ってしまって悲しい。自分にとっては世界ですべてだった。プリンスに神の祝福を。世界に神の祝福を。弟は真のレジェンドだった。天才だった」

プリンスは遺書を遺さずに亡くなったため、ミネソタ州判事は先日、資産運用事業者「ブレマー・トラスト、ナショナル・アソシエーション」の幹部らを遺産管理者に指名した。

プリンスの実妹のタイカ・ネルソンは別の州判事に対し、自身を「特別管理者」に指名するように申し立て、弟の遺産の相続人になると主張した。プリンスとタイカには5人の異母兄弟もおり、相続人になる可能性がある。

米芸能情報サイト「TMZ」によると、プリンスの遺産は1億5,000万ドル(約160億円)弱だとみられているという。

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