NBC、2010-11シーズンはパイロット数を大きく増やすと発表

米三大ネットワークの一つで、「ER 緊急救命室」「フレンズ」「となりのサインフェルド」など数多くの人気ドラマを放送してきた米NBCネットワークが、低迷する視聴率の打開策として、2010年秋にスタートする2010年-11年シーズンに放送するパイロット数を大幅に増やすことを明らかにした。

米BusinessWeekが報じた内容によると、NBCエンターテイメント社長アンジェラ・ブロムスタッドは、NBCネットワークでで2010年-11年シーズンに放送するプライムタイム時間帯のパイロット数を、2009年-10年シーズンの11に比べて7つも多い18に増やすことを決定。ドラマ・シリーズのパイロットを10作品、コメディ・シリーズのパイロットを8作品、発注する予定だという。

NBCネットワークは、90年代後半から2000年初頭にかけて新ドラマ/コメディのパイロットの数を減らしていった。しかし、「となりのサインフェルド」「フレンズ」といった人気番組が次々と終了したこともあり、同局は最近7期連続でプライムタイムの視聴率が低下。新たなヒット番組を生み出すために新番組のパイロット数を増やす決断に至った。

NBCの2010年-11年シーズンに放送されるパイロットには、「ドクター・フー」のデビッド・テナント主演の「Rex Is Not Your Lawyer」、J.J.エイブラムスが手がける「Undercovers」、そして「第一容疑者」「ロックフォードの事件メモ」のリメイク版の4作品が、すでに決定している。
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