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「24 -TWENTY FOUR-」映画化の動きが再び本格化、でもTVシリーズはどうなる?

2010年2月11日
人気アクション海外ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」が映画化へ向けて本格的に動き出したことが明らかになった。

米Varietyによると、20世紀フォックス映画と20世紀フォックスTVスタジオは、「24」の映画化に向けて本格的に話し合いを始めた。ヨーロッパを舞台に、キーファー・サザーランド演じるジャック・バウワーが活躍するという内容が検討されており、「24」製作総指揮たちが映画版もプロデュースするとのこと。脚本はジョディ・フォスター主演の人気映画「フライトプラン」を手掛けたビリー・レイが執筆する。

主演のキーファー・サザーランドも映画化に意欲的だと伝えられており、映画版には主演だけでなく製作総指揮者としても制作に参加するという。

映画がクランクインする時期などについては、まだ決定していない。今後FOXネットワークがテレビ版の「24」シーズン9を制作発注するかどうかに大きく左右されると見られる。ネットワークは今週放送される「24」の視聴率を、継続決定の目安にしたいとしているが、Varietyは視聴率に関係なく、現在アメリカで放送されているシーズン8で終了する可能性が高いと報じている。

「24」映画化の企画は、これまでに何度も浮上したものの、TVシリーズ制作に時間が費やされるため、シリーズ継続中に実現することは難しいとされていた。しかしFOXスタジオにとって、「24」の映画化を実現したいという思いは依然強い。

全米脚本家組合ストライキで、シーズン6と7の間が大きく開いた際、つなぎの役割で制作されたTV映画「24:リデンプション」は、エミー賞7部門にノミネートされるなど高く評価された。また2007年には、同じくFOXのロングランTVアニメシリーズ「シンプソンズ」の映画版が世界中で大ヒットし、アニメ映画としては異例の5億ドルを超える興収となった。

「24」もすでに8シーズンが制作・放送され、全米はもちろん世界中に熱狂的なファンがいるため、映画版も商業的に非常に大きな可能性があると見られている。今回こそ、映画化が実現するかどうか、ファンや関係者から大きな注目が集まっている。
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