俳優ジム・キャリー、自殺した元恋人の夫に訴えられる

カナダ出身の俳優ジム・キャリーが、薬物の過剰摂取で昨年亡くなった元恋人でメイクアップアーティストのカトリオーナ・ホワイトさんの死に責任があるとして、ホワイトさんの夫より訴えられたことが分かった。

ホワイトさんは昨年9月28日、米ロサンゼルスの借家で亡くなっているところを発見。その数日前に、キャリーとの破局が報じられていた。ホワイトさんの死は、制吐剤のゾフラン、ベータ遮断薬のプロプラノロール、鎮痛剤のパーコセット、睡眠薬のアンビエンなど複数の処方薬の過剰摂取によるものだと結論づけられていた。


ホワイトさんが亡くなった際、ジム以外の男性と婚姻関係にあったものの、すでに別居しており、離婚手続きを始める予定だったという。当時ホワイトさんの夫が誰かは明らかにされていなかった。

米ロイターほか複数のメディアが報じたところによると、ホワイトさんの夫マーク・バートンさんは、ホワイトさんに違法に処方薬を提供したとしてキャリーを提訴。声明の中で、キャリーが「巨万の富とセレブの地位を利用し中毒性の高く、今回に至っては死を招く規制薬物を違法に入手し、配った」と主張。ホワイトさんが「うつ状態になりやすく、過去にも自殺行為に及んでいた」にもかかわらず、キャリーが薬を渡したことを非難。加えて、キャリーが、ホワイトさんの死に関与していたことを隠そうといていたとも主張しているとのこと。

一方、キャリーは「利益のために私や私が愛した女性を利用する心無い行為を許しません。カトリオーナの抱えていた問題は、私が彼女と出会う前からあったことで、残念ながら彼女の悲劇的な結末は、誰もコントロールすることができなかったことです。今後、誰かがこの話題で利益を得ようとすることがなくなることを願うとともに、彼女を安らかに眠らせてあげましょう」と声明を発表した。