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「デス妻」ニコレット・シェリダン「暴力・不当解雇」にブチ切れ! クリエイター、放送局らに巨額の損害賠償を要求

2010年4月7日
崖っぷちな中年女性たちが主人公の人気海外ドラマ「デスパレートな妻たち」でイーディ・ブリット役を演じていたニコレット・シェリダンが、同番組のクリエイター、放送局、制作会社らを暴力罪、不当解雇などで告訴した。

アメリカの複数のメディアが報じた内容によると、ニコレットは4月5日、暴行罪、不当解雇、性差別に起因する暴力罪を受けたとし、「デスパレートな妻たち」のクリエイターで製作総指揮者のマーク・チェリー、ABC、タッチストーンTVを相手どり、2000万ドル(約18.6億円)の損害賠償を求める訴訟をロサンゼルス上位裁判所に起こした。

裁判所に提出された訴状によると、ニコレットは、2008年9月に脚本のことで議論した際、激怒したマークから「(人目のない)離れたところに連れられ、顔面と頭部を力いっぱい叩かれた」とのこと。さらに、マークの暴力行為をABCに訴えたところ、解雇を突きつけられたと記されている。

また、マークは、スーザン・メイヤー役のテリー・ハッチャーが、マークに関する苦情をABCに直接訴えたことを知った時、「テリー・ハッチャーなんて車に跳ねられて死ねばいい。そうなることを祈ってやる」と言い放ったとも記載。「番組の雇用者に対するマークの極端に暴力的で攻撃的な態度」を、制止しなかった制作会社と放送局も同罪だと強く非難している。

なお、ABCスタジオは「実際の訴状を見ていないので何とも言えないが、ニコレットは昨年も似たような苦情申し立てをしており、調査の結果、根拠のないものだったと報告されている」とコメントしている。

2004年に全米で放送が開始された「デスパレートな妻たち」は放送開始直後から爆発的な人気を得た高視聴率ドラマ。二コレットはシーズン1で降板する予定だったが、演じるキャラクターの人気が高く、シーズン5まで出演し続けた。

ニコレットの降板が発表された際、ニコレットの広報は「円満降板」だと主張していただけに、今回の訴訟はさまざまな波紋を呼びそうだ。


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