セックス中毒と診断された「Xファイル」デヴィッド・ドゥカヴニーは今?

人気海外ドラマ「Xファイル」のモルダー役として知られるデヴィッド・ドゥカヴニー。2002年に「Xファイル」は終了したが、同作の劇場版を2本こなし、2007年には米SHOWTIME放送の「カリフォルニケーション」もヒットするなど、順調なキャリアを歩んでいるかに見えた。しかし、2008年にセックス依存症と診断されリハビリ施設に入所し世間を驚かせた。そんな激動の生活を送るデヴィッドだが、未だに自分は未熟と感じているという。今年8月に50歳になるデヴィッドがUSAトゥデイ誌に対して語った。

デヴィッドは、2008年のセックス依存症の治療を受けてから新たに成長することを発見したが、未だに成長段階にあると感じているという。「まだ自分は大人じゃないなと感じるんだ。だけど5年前よりは男らしくなったと仕事の内容からも判断できるよ。」「多分、僕は成長が遅れているんだね。もしかしたら、ちょうど良い成長をしているのかも。成長できたことが嬉しいんだ。それは皆がしなきゃいけないことだし。それには気を遣っているよ。のんびりやって来た訳じゃないんだ。いくつかの試練を乗り越えて来たんだよ。それに対する答えは大変なものだった。謙遜とは何かを学んだんだ。」

デヴィッドは妻のティア・レオーニと一時的に別居し、ティアと和解してからリハビリ施設入り、騒々しい日々を送った後、やっと謙遜をどのように表現するのかを学んだという。「アメリカでは、奇妙なことに、男はみんな横柄で攻撃的だっていうイメージを持っているよね。」「謙遜する事は男らしさだと思うんだ。この過去5年間で僕が分かったことは、謙遜することは美徳なんだっていうことだよ。」「以前は勝つこと、価値があることにこだわっていた。『よし、僕はそれに値する人間だぞ』ってね。喜ぶことじゃないよ。『嘘、僕って幸せ者だ。最高だよ』っていうのが喜びなんだ。」

デヴィッドのキャリアは依然好調を保っている。全米で4月16日に公開された最新映画「The Joneses」で、デヴィッドはデミ・ムーア、マイリー・サイラスらと共演。前述のTVシリーズ「カリフォルニケーション」は早くも来シーズン(シーズン4)の放送が決定している。セックス依存症など一連の困難は克服できたのか?それはデヴィッドが俳優として活躍し続けることで証明されるだろう。


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