「フラッシュフォワード」ファンが放送継続を求め停電計画!?

5月に放送が終了した海外ドラマ「フラッシュフォワード」の放送継続を求めて、ファンが番組放送局であるABCの事務所前で停電を起こすことを計画しているという。

番組が放送終了することを受けて「フラッシュフォワード」ファンが立ち上げたウェブサイト「Save FlashForward」で発表された内容によると、現地時間6月10日にロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴなど大都市にあるABC事務所前で大規模な停電計画が実行されるという。世界が闇に包まれたことにより、人々の運命を変えたという作品の内容にちなんで、番組終了という運命を変えることが狙いだという。

同サイトでは、「2009年10月6日。世界は2分17秒間闇に包まれ、ABC期待の新ドラマ『フラッシュフォワード』がスタートした」「6月10日。再び闇に包まれる。今度は運命を変えるために」との声明を掲載。

この他、一人一人のファンがドラマにちなんだアイテムをABCの会長に送り、番組放送継続を訴えるという計画もあるという。

カルト的人気を誇る番組のファンが、ドラマ終了に対して抗議をすることは珍しくない。2年前には、人気海外ドラマ「ジェリコ」のファンが、CBSにピーナッツを送りつける抗議キャンペーンを実行。熱心なファンの思いにCBSは応え、終了を撤回している。

アメリカで5月27日に放送された「フラッシュフォワード」の最終回は495万人が視聴。内容も興味深いものとなっており、抗議キャンペーンに繋がったものと見られている。

なお、メインキャラクターを演じていた役者の何人かは、すでに新ドラマへの出演を契約しているため、ABC上層部の心を動かせても、制作が実現するかどうかは微妙だという見方が強い。
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