ワーナー版「ジャングル・ブック」第一弾予告編が解禁！ ディズニー版から一転、ダークな雰囲気の仕上がりに

イギリスの小説家ラドヤード・キップリングによる物語『ジャングル・ブック』を映画化した『Mowgli(原題)』の第一弾予告編が公開された。

『ジャングル・ブック』は今まで何度も映画化されており、特にディズニーによる1967年のアニメーション映画、2016年の実写/CGI映画が有名だが、今回の『Mowgli』はワーナー・ブラザーズが制作。2016年の『ジャングル・ブック』が感動的な作品として描かれていたのに対し、今回はダークな雰囲気に仕上がっているようだ。

予告編は、重々しい音楽と共に「人々に愛されてきたこの物語の暗い部分を目撃するだろう」というコピーで始まる。また、捕らわれの身となっている主人公モーグリが、檻を噛みついたり引っ掻いたりして逃げ出そうと暴れており、そんなモーグリに対し、黒豹バギーラが人間を信頼するよう唆している場面が描かれている。

赤ん坊の頃から動物と共に生きてきたモーグリだが、彼にとってジャングルに住む事が安全でないと見なされ、新しい人生を歩む為に人間の住む村へと引き渡されるシーンだと思われる。だが、その後の人生でもモーグリには危険が待ち受けており、予告編の後半には緊張感漂うシーンが断片的に散りばめられている。

【動画】「Mowgli」予告編


今年4月に開催された映画のコンベンションイベント「シネマコン」でのMTV Newsのインタビューにて、本作の監督を務めた俳優のアンディ・サーキスは、「僕らのバージョンは感動的なものではないんだ。血気盛んな、本能に訴えるような作品になっているよ」と話していた。

【動画】Matthew Rhys and Andy Serkis on ‘Mowgli’


本作のキャストには超一流の布陣が集結。親を亡くしたモーグリを拾う黒豹バギーラにクリスチャン・ベール、狡猾な蛇カーをケイト・ブランシェット、モーグリを執拗に狙う残忍な虎シア・カーンをベネディクト・カンバーバッチ、モーグリの育ての親である狼ラクシャをナオミ・ハリス、人間役としてマシュー・リス、フリーダ・ピントが出演する事が決まっている。

『Mowgli』は全米で10月19日(金)に公開予定。

(MTV News)