「SHERLOCK」新シーズンの放送実現の可能性は？ B・カンバーバッチ、M・フリーマン、クリエイターらの発言を総まとめ

イギリス発の人気海外ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」シーズン5について、放送そのもの、時期、キャスト続投など、あらゆる可能性をDigitalSpyが分析している。

「SHERLOCK」がシーズン4を放送したのは、2017年1月のこと。以来、音沙汰がないままだが、そもそもシーズン5は制作されるのか。シリーズをこれまで育ててきたスティーヴン・モファットと、製作とマイクロフト・ホームズ役を兼ねるマーク・ゲイティスは「ファンの情熱には、いつでもスリルを感じ、驚かされている」と述べ、「出来る限り長く続けたい」と2016年に話している。

シーズン4の放送後、モファットは「第一章はこれにて終幕」と宣言。「第二章が作られようと、お蔵入りしようと、シャーロックとジョンは神話の中に生き続ける」と述べた。彼自身は、シーズン5が作られる可能性は高いことを認めている。ただし現在は別のプロジェクトに取り掛かっていることなどから、「(今後の展開は)あまり考えられていない」とも明かしており、「SHERLOCK」シーズン5が実現する日は当分先になりそうだ。

多忙なのは、メインキャストふたりも同様だ。主人公シャーロック・ホームズを演じるベネディクト・カンバーバッチは、シーズン4終了後に、「現時点では」と前置きしたうえで、シーズン5の予定がないことを明言していた。再びこの役を演じることへの意欲は示したものの、「これまで通りのサイクルではいかない」とも話していた。

一方、もうひとりの主人公ジョン・ワトソンを演じるマーティン・フリーマンは、今年3月に、熱心すぎるファンのプレッシャーから本作は「以前のように楽しめない」ようになってしまったと告白。とはいえこの発言が大きく報じられたあとに、「文意が違って取られている」「この番組のことを愛している、自分自身もファンだ」と釈明を行った。

制作陣は、このふたり抜きでの「SHERLOCK」はあり得ないとハッキリ述べている。加えてルイーズ・ブリーリー(モリー・フーパー役)、シアン・ブルック(ユーラス・ホームズ)らも、続投に前向きなコメントを残している。

では「SHERLOCK」シーズン5が実現するとして、放送はいつごろになるのだろうか?　シーズン1からシーズン2まで18か月、シーズン3と特別編はそれぞれ2年を挟んで放送され、シーズン4はその1年後に発表された(シーズン3からは3年後)。スティーヴン・モファットが「2年は待ちたくない」と述べていたことを思えば、2019年に最低でも再びの特別編が放送されるとの見方が妥当か。

ジム・モリアーティを演じるアンドリュー・スコットは、今年1月「新シーズンがすぐに放送されるとは思えない。2年はかかるだろう」と発言。「ぼくら全員、みんな忙しいんだ」と、やはり多忙を理由に挙げている。

マーク・ゲイティスは、2年を超えることを示唆しながら「気長に待ち続けてほしい」とファンへ呼びかけている。「需要はあるんだ。そう願っている。別に上限があるわけでもないし、ホームズとワトソンが60代、70代になってもいいじゃないか」