「シュガー・ラッシュ：オンライン」黒人プリンセスの白人化に抗議ラッシュ！ 担当声優自らディズニーに直談判

人気映画の続編「シュガー・ラッシュ:オンライン」の予告映像が、公開直後から猛抗議にさらされた。これを受け、ディズニーは対応を約束している。

「シュガー・ラッシュ:オンライン」には、歴代のディズニープリンセスがそろって登場。前評判の高い演出だが、予告映像では黒人であるはずのティアナ(映画「プリンセスと魔法のキス」)の肌が明るく描かれていることは、「白人化」であるとして物議をかもした。

ティアナは「アフリカ系アメリカ人初のディズニープリンセス」として、映画が公開された2009年に大きな話題となった存在だ。ティアナの声優を担当し、自身もアフリカ系であるアニカ・ノニ・ローズ(46)は、落胆の声に反応。ディズニーに直接かけ合って、対応を願いでたことを明かした。

「今夏リリースされた新しい画像で、ティアナの肌はより明るく、体型もよりシャープに描かれているようでした。私自身もファンのみなさん同様に驚く出来事でした。(中略)チームとともに、私はすぐさまスタジオに連絡を取り、ビジュアル変更について話し合いました。3週間前には直接、ミーティングも持っています」

アニカ・ノニ・ローズは、スタジオ側に対し「子どもたちにとって、肌の色が自分と同じだと共感できるキャラクターが、どれだけ大切か」を直談判したと告白。また、オリジナル版制作の際には、「丸い鼻、厚い唇、そして左利き」といったアフリカ系らしい特徴を盛り込んでくれるようスタジオに頼んだことも明らかにした。

今回の騒動に際し、「個人の感情は別として、みなさんがティアナのことをいまだに深く愛し、応援してくれていることを、とてもうれしく感じました」とアニカはファンに感謝している。