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「アグリー・ベティ」エキストラ俳優、母親殺害事件について語る

2010年11月29日
人気海外ドラマ「アグリー・ベティ」にエキストラ出演していたマイケル・L・ブレアが、11月23日に母親を剣で殺害した経緯について告白した。

マイケルは23日未明に、55歳になる母を剣で刺した上に頭部を切断。隣人の通報を受け駆けつけた警察官により殺人罪の疑いなどで逮捕された。逮捕時、マイケルは極度の興奮状態にあり、聖書の言葉を繰り返し叫んでいたと報じられた。

逮捕直後から病院の精神病棟内で拘束されているマイケルは、25日に米NY Daily Newsの取材に応じ、「私が殺したのは母ではなく、母に憑依していた悪魔だ」と告白。「神のお導きに従ったんだよ」と語った。

マイケルによると、21日の夜に神が降臨し「お前にとって今日が最後の日だ」と告げられ、22日に訪れたハーレムのフリーメイスン寺院で見知らぬ男性から呪いをかけられたという。「寺院から帰宅する電車の中で、『マトリックス』のネオのように声が聞こえてきて、パワフルになるのを感じたんだ」「声から、ママ(mom)と母さん(mother)の違いは何だ?と問いかけられ、これが(殺せという)サインなのだ、お導きなのだと確信した」と母親殺害の動機を語った。

自宅に戻ったマイケルは母親をハグした後、自分の部屋へ行き、キャンドルを灯し短剣とフリーメイスンの剣を並べるなどの儀式を行ったという。鶏肉を料理していた母親から手伝って欲しいと呼ばれ、キッチンへ行ったマイケルは、鶏肉を見た瞬間「これは生贄だ。黒魔術なのだ」と感じ、殺害を決意。「母親の姿をした悪魔から、何で手伝ってくれないの?と聞かれ、両手に短剣と剣を握り締め、神を信じるのか!と聞き返したんだ。そしたら、ノー、マイケル、ノーと答え、叫びだしたんだよ。だから、切りつけたんだ」と殺害経緯を語った。

また、母親を殺害中に警察が到着しドアを叩いたことも明かし、「マイケル!ドアを開けろ!と叫ぶ警察の声が聞こえたけど、彼らがドアを開けることはないと確信していた。自分は精霊に守られていたからね。誰も自分を止めることは出来なかったんだ」と陶酔したように語った。

なお、凶器となった剣は、イギリス発の男性の秘密結社として有名なフリーメイソンのロッジから盗まれた儀式用の剣と伝えられている。この剣についてマイケルは「子供の頃に、父から譲り受けた神聖な剣」だと主張しているという。
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