ヴィクトリズ・シークレットのCEOが辞任 トランスジェンダー、プラスサイズへの差別発言の影響か

人気下着ブランド「ヴィクトリズ・シークレット」のCEOジャン・シンガーが、辞任を発表した。

ジャン・シンガーの辞任は、ブランドの主要人物によるトランスジェンダーや、プラスサイズへの差別的発言が報じられ、大きな批判を受けたあとに発表。Timeに対してシンガーは、2年務めた役職を降りたことを認めている。

加えて英版Cosmopolitanは、問題の発言が報じられて以来、ブランドの売り上げが低下していると報道。リアーナ主催の下着ライン「Savage x Fenty」など、他のブランドに需要が流れているという。

問題とされている発言は、11月8日に行われた毎年恒例のファッションショー後に、ブランドのチーフ・マーケティング・オフィサーであるエド・ラゼクが、Vogueのインタビューにおいて述べたもの。

プラス(大きめ)サイズモデルの起用は、「ショーの方向性」から「ない」と明言し、また「トランスセクシャルのモデルを使うべきかって?　ノー。ノーだ、そうするべきじゃない。なぜその必要がある?　VSのショーはファンタジーなんだ」と否定的に評していた。

批判を受けたラゼクは、ブランドを通じ「配慮を欠いた発言だった」との謝罪を行っている。