スカーレット・ヨハンソン主演「ブラック・ウィドウ」監督候補が、マーベル＆ディズニーにはびこる性差別を暴露

スカーレット・ヨハンソン主演映画「ブラック・ウィドウ」の監督候補が、マーベルとディズニーにはびこる性差別の存在を明かした。

映画「サマ」(2017)などの作品で知られる、アルゼンチン人映画監督ルクレシア・マルテル(51)は、マーベルから「ブラック・ウィドウ」監督の打診があったことをDaily Pioneerに対して認めている。機密契約を交わしたため、話せない事項もあると述べながらも、マーベルを含むプロダクションが、女性フィルムメイカーの育成に取り組んでいることを明かした。

現在、「ブラック・ウィドウ」は他の女性監督(=ケイト・ショートランド)が起用されるのではないかとしつつ、彼女は自分がマーベルの会合にて彼らに言われた言葉を明かした。

「女性監督を必要としている。スカーレット・ヨハンソンのキャラクターを発展させることを第一に考える人材を必要にしている」と述べたマーベルは、同時に「アクションシーンは気にしなくていい。こちらでやるから」とも伝えてきたという。

「私はそのとき、スカーレット・ヨハンソンに会いたいし、同時にアクションシーンを作り上げたいと思いました」と述べている。その上で、マーベルは女性フィルムメイカーに関心を寄せながらも、いまだに「アクションシーンは男性のもの」とみなしていると批判した。

「私が真っ先に彼らに要請したのは、スペシャルエフェクトの変更。レーザーライトを多用しすぎだから」「サウンドトラックも最悪」とし、「耳が痛くなる」と苦言を呈している。