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「ウォーキング・デッド」降板のフランク・ダラボンがライバル局でリベンジを図る

2012年1月12日
人気海外ドラマ「ウォーキング・デッド」のショーランナー(製作総責任者)を降板してから約半年。フランク・ダラボンが、新作ドラマを手がけることが明らかになった。

米TVガイドによると、フランクが製作・監督・脚本を手がけるのは、米TNTで放送予定の「L.A. Noir」。本作は、ジョン・バンティンの著書「L.A. Noir: The Struggle for the Soul of America’s Most Seductive City」を基に、迷宮入りしてしまった猟奇殺人事件“ブラック・ダリア事件”など、凶悪犯罪が相次いだ1940~50年代のロサンゼルスを舞台に、警察官とギャングの抗争を描いたドラマになるという。

映画「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」で有名な監督フランク・ダラボンが、5年の歳月をかけてTVシリーズ化を実現した「ウォーキング・デッド」から、突然降板したのは昨年7月のことだった。番組は予算面での問題を抱えており、彼は放送局のAMCにクビにされたと報じられたが、AMCはフランクがこれまで番組に貢献してくれたことに感謝する声明を発表。フランク自身は沈黙を守っており、現在、同作のショーランナーはグレン・マザラが務めている。

「クローザー」「フォーリングスカイズ」などを放送するTNTと、「MAD MEN マッドメン」「ブレイキング・バッド」などを放送するAMCは、ケーブル局のライバル同士。果たして、フランクは、TNTでリベンジを果たせるのか?

なお、TNT側は、「『L.A. Noir』はロサンゼルス史上、信じられないほどドラマティックな時代に触発されて書かれた物語」とコメント。フランクがこれから製作するパイロットに大きな期待を寄せている。
 
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