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“人食い殺人鬼”ハンニバルの新作ドラマ、早くもシリーズ化が決定

2012年2月15日
“人食い殺人鬼”ハンニバル・レクターを主人公にしたTVドラマ「Hannibal」が、米NBCで早くもシリーズ化されることが決定した。

作家トマス・ハリスによる小説が世界的ベストセラーとなり、名優アンソニー・ホプキンスが“人食い殺人鬼”ハンニバル・レクターを演じた映画化作品も大ヒットしたハンニバル・シリーズ。その初となるTVドラマ化「Hannibal」は、「プッシング・デイジー ~恋するパイメーカー~」のクリエイター、ブライアン・フラーが手がけ、NBCで放送される。

そして、このたび、米Deadlineの報道によると、ブライアンの脚本を気に入った放送局のNBCが、一気に「Hannibal」のシリーズ化を決定、13話分の制作にゴーサインを出したとのこと。このTVシリーズは、若き日のハンニバル・レクターとFBI捜査官ウィル・グレアムの関係にスポットを当てたものになるという。

知的で優雅で残酷なハンニバル・レクターが小説に最初に登場したのは、1981年に出版された「レッド・ドラゴン」。有能なプロファイラーであるFBI捜査官ウィル・グレアムが、連続猟奇殺人事件の捜査のために、かつて自分が逮捕した殺人鬼の精神科医ハンニバル・レクターに面会、彼から犯人像のヒントを得て事件を解決していくサスペンスは、斬新かつスリリングで、たちまちベストセラーとなった。

その後、その後日譚を描く「羊たちの沈黙」「ハンニバル」、前日譚を描く「ハンニバル・ライジング」とシリーズ化。これまでに映画化作品として、「刑事グラハム/凍りついた欲望」「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「レッド・ドラゴン」「ハンニバル・ライジング」の5作が制作されている。

このプロジェクトには、アンソニー・ホプキンス主演の映画シリーズを手がけたマーサ・デ・ラウレンティスも、ブライアンとともに製作総指揮として参加。

なお、ブライアンは、「X-メン」のブライアン・シンガーとともにプロデュースする、NBCによる1960年代の人気海外ドラマ「マンスターズ」のリメイク「Mockingbird Lane」の制作も進めているという。
 
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