豪人気歌手ゴティエ、一転して「glee」のパフォーマンスを褒める [ネタバレ]

※この記事には「glee/グリー」日本未公開エピソードについてのネタバレがあります。


人気海外ドラマ「glee/グリー」でカバーされた自身のヒット曲の出来ばえに落胆したことを明らかにした豪人気歌手ゴティエが、イベントに集まったファンに対して、一転して、「glee」のパフォーマンスは素晴らしかったと語った。

オーストラリア人として4人目の全米ナンバーワンに輝いたゴティエのヒット曲「Somebody That I Used to Know(原題)」は、4月10日に放送された「glee」シーズン3第15話で、ゲスト出演した人気俳優マット・ボマーとダレン・クリスにカバーされた。

このエピソードを見たゴティエは、番組のレコーディング・スタイルが「ウルトラ・ドライ」で、「段ボール箱から聞こえてくるような、そんな感じだった」「ロックの意味などない、かわいらしい曲になってしまった」「ちっぽけで、間違った感じに仕上がっていた」と手厳しく批判。このことが大きく報道された。

しかし、4月23日の午後、ハリウッドで開催されたLAラジオ局のイベントで、「glee」カバーに関して述べた発言を説明。イベントに集まった、女優ルーマー・ウィルスや「アメリカン・アイドル」優勝者クリス・アレン、オードリナ・パトリッジを含む100人弱のファンの前で、「レコーディングの音響効果によって、音の表現が変わってしまうものなんだ」「あの曲にあるシロフォン(木琴)の音色は、どちらかというと可愛らしいよね。カバーだけじゃなく、オリジナルでもね」と述べた後、「あのシロフォンのおかげで『glee』のカバーが嫌になって、ダレン・クリスがヒドい奴だってことになったんだ」とジョークっぽく説明した。

【動画】ゴティエのヒット曲を披露するマット・ボマー&ダレン・クリス


【動画】ゴティエが歌うオリジナルの「Somebody That I Used to Know」


ゴティエは続けて、「あの曲を男性2人の曲にしたのは、とても賢いなと思ったよ。素晴らしいアイデアだ」とコメント。今までのコメントとは、うって変わって「glee」の演出を賞賛した。

このイベントで、とりあえず「glee」に対する批判は撤回した格好にはなったものの、ダレン・クリスのことを「ヒドい奴」(asshole) と呼ぶなど、本心はまだ微妙なところなのかもしれない。