ワンダーウーマンが主人公の新作ドラマ、キャラクター名を変更しキャスティングを開始!?

米CWとワーナー・ブラザーズが企画を進めている、DCコミックのヒロイン、ワンダーウーマンが主人公の新作ドラマ「Amazon」のキャスティングが開始された。しかし、発表されたオーディション詳細に記された主人公の名前が変更されており、ファンの間から怒りの声が上がっている。

ワンダーウーマンは、1941年にDCコミック社のアメリカン・コミックのヒロインとして誕生。1975年からリンダ・カーター主演で実写TVドラマシリーズ化され世界中で大ヒットした。昨年、米三大ネットワークのNBCがリメイク版「ワンダーウーマン」を企画しパイロットも制作したが、最終段階で放送は見送らせ、ファンを落胆させた。そのため、今年9月に、CWとワーナー・ブラザーズがワンダーウーマンを主人公にした新作ドラマを企画していることを発表した時には多くのファンが大喜びした。

米E!onlineによると、「Amazon」の企画は順調に進んでおり、2人の腕利きキャスティング・ディレクターが採用されたとのこと。脚本は仕上がっておらず、CWも放送を決定したわけではないが、ヒロインを演じる女優探しが近日中にスタートすることになった。

先日、オーディションの詳細が公表されたのだが、そこには「主人公アイリス役:20代半ば、身長172cm以上」と記載されていた。原作ではワンダーウーマンの名前はダイアナ・プリンスであり、キャラクター名を勝手に変えるのかと怒りの声がネット上で上がった。

「The OC」「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」などを手掛けてきた、製作総指揮者アラン・ハインバーグは、この騒ぎを受け、Twitterで「インターネットで憶測されるのを避けるためにコードネームを使用したら、エライ騒ぎになってしまった」とツイート。「グリーン・ランタン」などを手掛けてきた脚本家のジェフ・ジョンズも、「ワンダーウーマンの番組が実現するとしたら、もちろん名前はダイアナだよ。キャスティングを行う際には、憶測を流されることを避けるために(アイリスのような)コードネームをよく使うのさ」とツイートし、アランはこれをリツイートした。

なお、ワンダーウーマンは、地図にも載っていないような誰も知らない厳しい環境下の国で戦ってきた獰猛な女戦士という設定。我々の文化は全く知らずに育ち、「ロマンチックで純粋な心を持つが、世界の平和のためなら死ぬ覚悟で戦う」キャラクターだという。

NBCは、リメイク版「ワンダーウーマン」を実現させることが出来なかったが、CWは今シーズン、アメコミヒーロー、グリーン・アローを主人公にした新作ドラマ「Arrow」の放送をスタートし成功させている。そのため、CWなら、きっと「Amazon」を成功してくれるに違いないと、大きな期待が寄せられている。