映画「オブリビオン」トム・クルーズが１９回目の来日! 「美しい日本で映画を撮りたい」

人気ハリウッド俳優トム・クルーズが、崩壊後の地球でたった一人闘い続ける主人公を熱演したSF超大作「オブリビオン」のプロモーションのため来日。本作のメガホンを取ったジョセフ・コシンスキー監督と共演者のオルガ・キュリレンコと共に、5月7日(火)、都内にて今年2度目となる来日記者会見を行った。

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「ロック・オブ・エイジズ」(12’)では伝説のロックスターを、「アウトロー」(12’)ではダークヒーローを演じるなど、50歳を過ぎてなお、様々なキャラクターに果敢に挑戦し、演者として新たな境地を拓き続けているトム。そんなトムは本作では、機密保全によって記憶を消されながらも、崩壊してしまった2077年の地球にただひとり残り、地球を監視し続けるという孤独なヒーロー、ジャック・ハーパーという役柄に挑んでいる。

トムの来日は、前作「アウトロー」のプロモーション以来、約4か月ぶり。今回の来日では、沖縄で数日間の休暇を過ごすなど、日本を大いに満喫しているトムは、今回の来日について「日本に来られたことを大変うれしく思っています。この映画は観客の方々に誇りをもって差し出すことができるよ。僕はこれまでこんな美しい映画を作ったことはないんだ。日本の人には楽しんでこの映画を観てほしい」と笑顔でコメント。通算19回目となる来日に喜びの表情を見せた。

2008年の映画「007/慰めの報酬」でボンドガールに抜擢されたウクライナ出身の女優オルガは、本作に出演した感想を尋ねられると、「彼らと一緒に仕事ができたことを誇りに思うわ。トムがいなければこの映画はできなかったと思うことが多々ある。スタントシーンなんかの怖いシーンのときはずっと隣にいてくれて、そのおかげで自信や勇気を持つことができたの。現場の雰囲気もすごい良くて、毎朝現場に行くのが楽しかったわ」と大スター、トムとの撮影の日々をふり返った。

また、トムが今回タッグを組んだコシンスキー監督は、本作が2作目の監督作。コシンスキー監督の手腕にほれ込んだというトムは、会見場でも「デザイン力、発想力、音楽のセンスがすばらしい」と大絶賛。そんな監督は本作について聞かれると、「ブルースクリーンの映画にはしたくなくて、全てを実写で撮っているというような映像にしたかったんだ。スカイタワー(※劇中に出てくる建物)もスタジオで撮影しているんだよ」と発言。構想8年を要した本作への並々ならぬこだわりを明かした。

劇中で、カプセルの中で眠ったままの女性ジュリアを発見したことから、ジャックは、予想不可能な出来事、数奇な運命に巻き込まれていくが、それにあわせ、記者から、「ご自身のプライベートで予想不可能な出来事はあったか?」と問われると、トムは苦笑い。実は、トムは本作の撮影中に元妻ケイティ・ホームズから離婚の意思をつきつけられている。先日もドイツのあるTV番組の中で、離婚は「予想外の出来事だった」と告白し話題を集めたばかりだ。そんなこともあり、トムはこの質問になんと答えるか、マスコミの注目が集まる中、トムは「人生はいつも驚きに満ちているよ」と発言。記者からの“予想不可能”な質問をさらりとかわして見せた。

「日本は美しい」「日本で映画を撮るのは僕の夢」「もうあと19回来ても良いぐらい日本が好きだ」と答えるなど、終始、“日本愛”を口にしていたトムは、明日8日(水)に行われるジャパン・プレミアに登壇後、本作のプロモーションのため中国に向かう予定だ。

「オブリビオン」は5月31日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。

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■ 映画情報

「オブリビオン」(原題 : 「OBLIVION」)

遠い未来、地球はスカヴと呼ばれるエイリアンによって攻撃を受け、壊滅。生き延びた人類は地球を離れ、違う惑星への移住を余儀なくされていた。地球最後の監視に従事するジャック・ハーパー(トム・クルーズ)。彼はひとり、荒廃した地球に残り、高度3,600mの上空から地球を監視している。

ある日、パトロールに出たジャックは地球に墜落した未確認の宇宙船で眠る美女(オルガ・キュリレンコ)を発見し保護をする。目を覚ました彼女はなぜか逢ったことのないジャックの名を口にするが記憶は断片的だった。墜落した宇宙船に戻った2人は突然、何者かによって捕らわれる。目の前に現れたのはビーチ(モーガン・フリーマン)。彼がジャックに驚愕の真実を告げることによって、ジャック自身、そして地球の運命さえも大きく動き始めるのだった―――。

2013年5月31日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開

監督 : ジョセフ・コシンスキー「トロン:レガシー」
出演 : トム・クルーズ、モーガン・フリーマン、オルガ・キュリレンコ

配給 : 東宝東和

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