ジェラルド・バトラーは美女よりミイラの方がお好き！？ 映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」来日記者会見

映画「オペラ座の怪人」「300」などで知られる俳優のジェラルド・バトラー(43)が、自身が主演、プロデューサーを務めた映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」PRのため来日。5月28日、都内で来日記者会見を行った。

映画「エンド・オブ・ホワイトハウス(原題:Olympus Has Fallen)」は、アメリカ大統領が居住する“ホワイトハウス”が、北朝鮮人テロリストによって占拠されるというショッキングなストーリー。ジェラルドは、心に傷を負った元大統領専任シークレットサービスとして、テロリストからホワイトハウスを取り戻すため、ひとり立ち向かう。共演には、大統領奪還作戦の指揮官として、モーガン・フリーマン(75)。人質に取られるアッシャー大統領役に、アーロン・エッカート(45)。監督は映画「トレーニング・デイ」(2001)を担当したアントワーン・フークアが務める。


映画の内容にちなみ、ジェラルドは炎上するホワイトハウスをバックに登場。日本のファンに向け、「こんにちは」と日本語で挨拶。「私は日本が大好きです。しゃぶしゃぶも!」と日本語で続け、会場の笑いを誘った。

「また日本に戻ってこられてうれしいです。自分の日本への特別な思いはみなさんの知る通りで、5年ぶりの来日です。素晴らしい作品と一緒に来日できて光栄に思っています」と、今度は英語で挨拶をした。


また、実はジェラルドはかなりのおしゃべり好き。本人は「母親のせいだよ!」としたが、この日の質疑応答コーナーでもよくしゃべり、通訳がそれを日本語で話す間、飽きてしまうというユーモラスな一面を見せた。

さらに詰めかけたメディアを逆に携帯電話で撮影したり、ハイスツールに腰かけると、「イギリスではよくおじいさんがこういう椅子に座って歌うんだよ」と、ジョン・デンバーの「カントリー・ロード」を披露する場面も。



しかし映画撮影にはかなり真剣に挑んだようで、「アクションシーンのため、首の骨を2本折った」と告白。

「いつもよく撮影でケガをするんだけど、映画の最後にあるバトルシーンで首の骨を2本折ったんだ。おもしろいことに、歌で気が付いたんだよ。医者に行って、高音が出ないから喉を見てもらったら、“首に何かした?”って聞かれたんだ。そうしたら首の骨が2本折れていた。それ以外にも爪をはがしたり、腕が腫れたり大変だったよ」

「命をかけて戦うキャラクターだから、自分もそうなるんだ。でも今回は撮影用の血のりなんだか、自分の血なんだかわからなくなっちゃったよ」


また、映画のタイトル「エンド・オブ・ホワイトハウス」にひっかけ、白い衣装を着たタレントの鈴木奈々(24)がジェラルドに花束を送呈。さらにハリセンボンのふたり(近藤春菜(30)、箕輪はるか(33))が、テロリストに扮して登場。「マイケル・ムーアじゃねーよ!」「シュレックじゃねーよ!」とおなじみのギャグのハリウッドバージョンを披露し、ジェラルドの笑いを誘った。

ステージ上の3人は、映画の内容にちなんで、それぞれ「助けてほしかった」エピソードを披露。中でも鈴木奈々のエピソード「家の近所で、全身包帯ぐるぐる巻きのミイラ男に追いかけられた」というエピソードが気に入ったようで、もっとも助けてあげたいエピソードを聞かれたジェラルドは、“ミイラ男”を選択。

「ミイラ男からこの若く美しい女性を救わなくてはいけないけど、それ以上にミイラ男が気になって仕方ない」

「そんなおもしろいことがあるなら、日本の滞在を伸ばさなくちゃ。日本最高って思っちゃったよ」と、どうやら鈴木奈々よりミイラ男が気になるようだ。

ジェラルドは鈴木の突飛なキャラクターをかなり気にったようで、彼女の「ハッピー、ハッピー」という英語や、「ハイ!」という元気な返事などを真似て、会場を和ませた。


映画に関しては、「ぼくの言うことを信じて、この映画を観に行って最高の時間を過ごしてほしい」とおもしろさに太鼓判。「まぁ観てくれなくても、みんなを愛してるし、ぼくは発信し続けるよ」と、ユーモラスにしめくくった。

次回作の製作予定について尋ねられると、「そういう話はある。だけど“ホワイトハウス”の次に、何を守ればいいんだろう?　いっそ“エンド・オブ・ホワイトハウス　アゲイン”なんてどう?」と笑わせ、「アイディア募集中」とイベントをまとめた。



■ 公開情報

「エンド・オブ・ホワイトハウス」
6月8日(土)　新宿ピカデリー　他　全国ロードショー

原題 : OLYMPUS HAS FALLEN
監督 : アントワーン・フークア　「トレーニング・デイ」
出演 : ジェラルド・バトラー　「300 スリーハンドレッド」、モーガン・フリーマン 「ダークナイト　ライジング」、アーロン・エッカート 「世界侵略/ロサンゼルス決戦」、アンジェラ・バセット、メリッサ・レオ、アシュレイ・ジャッド、リック・ユーン、ディラン・マクダーモット、ラダ・ミッチェル
プロデューサー : アントワーン・フークア、ジェラルド・バトラー、アラン・シーゲル　他
脚本 : クレイトン・ローゼンバーガー、ケイトリン・ベネディクト
@2013 OLYMPUS PRODUCTIONS,INC

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