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“ダンス・ミュージック界のメロウ・プリンス”カイゴが、来日インタビューで“音楽愛”全開! 休み中にやりたいことは、「音楽制作」と断言! 新作「キッズ・イン・ラヴ」の裏話

2017年11月15日
カイゴカイゴ
(c)TVGroove.com
ノルウェー出身のDJ/プロデューサーのカイゴ(26)が、9月にULTRA JAPAN 2017への出演のため来日。TVGrooveの独占インタビューに応じてくれた。

カイゴの代名詞とされるのが、南国を連想させる、ゆったりとしたビートが特徴的な<トロピカル・ハウス>と呼ばれるそのサウンド。彼が火付け役とされるこのジャンルは、その後、瞬く間に広がりを見せ、ジャスティン・ビーバーやエド・シーランにまで影響を及ぼした。

今年2月にリリースしたシングル「イット・エイント・ミー(カイゴ&セレーナ・ゴメス)」は自身最大のヒット曲となり、9月には同作収録のEP「スターゲイジング」をリリース。そして11月15日に満を持して、前作「クラウド・ナイン」以来、1年8か月ぶりとなるアルバム「キッズ・イン・ラヴ」をリリースした。先んじて今年9月、2年連続となったULTRA JAPAN 2017ヘッドライナー出演のため来日した彼に、インタビューを行った。

Arigato Tokyo

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――11月15日に発売のアルバム「キッズ・イン・ラヴ」は、どんな作品になっていますか?

カイゴ: EP「スターゲイジング」と同じく、同名楽曲からタイトルをもらったんだ。この楽曲は、もしかすると自分自身で最高傑作なんじゃないかと思えるほどのものだよ。だからアルバムも「キッズ・イン・ラヴ」と命名したんだ。
同時にぼくにとっては、「特定の何かや誰かに、夢中になる」というコンセプトの表れでもある。ぼくが最初に恋に落ちたのは、音楽、ピアノだった。誰にでも似たような経験があると思うんだ。子どものころ、何かに夢中になっていたことをやり続けて、趣味やそれ以上のものに昇華することはね。ぼくにとってはそれが音楽で、心の底からの情熱をそそげるものなんだ。

(タイトルを一見すると、子どものかわいらしいストーリーを想像しますが、実際にはより深い意味が込められているんですね)

カイゴ: そうなんだ。でも楽曲には、まさにそういった恋愛を歌った要素もあるよ。あるカップルが、成長しながら別れたりヨリを戻したりするストーリーだ。あくまでもふたりの人物のラブストーリーを描いてはいるけれど、コンセプトはそれ以上のもので、大切な相手や物事を心から愛して情熱をささげる必要性を表現しているよ。

【音源】シングル「キッズ・イン・ラヴ feat. ザ・ナイト・ゲーム」


(c)TVGroove.com



――前作「クラウド・ナイン」のリリースからおよそ1年8か月。そこまで長い時間が経っていないように感じますが、制作の過程はいかがでしたか?

カイゴ: 毎日音楽は作っているし、家に帰ればずっと音楽制作ばかりして過ごしているんだ。去年の冬、ノルウェーの自宅に戻ったときも、4、5か月ずっと音楽を作ってたくさんの曲を完成させたよ。いまがそれをリリースするタイミングってだけなんだ。実は「キッズ・イン・ラヴ」も、1年以上前に出来上がっていた。あまり出し惜しみはしたくないから、よし、出そう! 試してみよう!ってね。今後のプランもそれは同じで、用意ができたらリリースしようって考えているよ。

(すごく忙しく、休む暇もないように聞こえます)

カイゴ: そうだね。でもぼくにとっては、ゆっくりしたいときにやることが、音楽作りなんだよ。リラックスできるんだ。家に帰る、リラックスする、曲を作る、それがぼくにとってはパーフェクトな息抜きなんだ。ベッドルームスタジオでの音楽作りがね。

(仕事が一番リラックスできる時間になるというのは、すごく素敵なことですね)

カイゴ: アメージングなことだよ。大好きなことを仕事にできるなんて、ぼくは本当に幸運だと思う。

(c)TVGroove.com



――ノーベル平和賞、リオ五輪閉会式と、数々の大舞台でのパフォーマンスをされてきました。特に印象に残っているステージは?

カイゴ: ありがたいことに、ノーベル賞の式典や、オリンピックのようなアメージングなイベントに関わらせてもらえてきたんだよね。言葉にはしがたいよ。オリンピック閉会式ではスタジアムに1万9千人もの観客がいたし、それ以上に何百万もの人々が(中継で)観ていたんだからね。もちろんプレッシャーはあったけれど、同時に楽しい出来事でもあったよ。きっと一生残る思い出なんだと思う。

(まさしくリオ五輪閉会式を日本から中継で見ていたのですが、雨が降っていたことや、選手が楽しそうにしていた姿を思い出しました)

カイゴ: クールな瞬間だったよね。雨のおかげでより特別なものになったよ。だから悪天候もよかったなと思えるんだ(笑)

【動画】当時話題をさらった、リオ五輪閉会式でのパフォーマンス! 「キャリー・ミー feat. ジュリア・マイケルズ」





――カイゴさんの音楽は、トロピカルハウスと呼ばれていて、ご自身のインスタグラムを拝見すると、まさにビーチなどトロピカルな写真がたくさんアップされています。反面、故郷ノルウェーは北国の印象ですが、ご自身の音楽のルーツはどこにあると感じていますか?

カイゴ: それは絶対にノルウェーだよ。よく「何故、あなたの音楽はトロピカルなサウンドがするの? 夏っぽいの?」なんて聞かれるんだけど、いい答えは見つかっていないんだ。ぼくの音楽はだいたい地元ノルウェーに帰ったときに生み出されたもの。ノルウェーはトロピカルとは程遠いし、すごく寒いところだ。だからこそ、室内から雨が降る景色を見て、夏や太陽を恋しく思う気持ちが作用しているのかな。きっとこれが答えなのかなぁと思うけど、よくわからないんだよね。自分が心地いい音楽を作っているだけだから。夏っぽい曲を作ろう!ってやっているわけじゃないんだよ。

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――ピアノが得意でサッカーが好きとのこと。ファンが知らない意外な一面はありますか?

カイゴ: うーん……スカッシュをよくやるよ。なんでもやる方だから、去年の冬はボーリングへよく行っていたし、ノルウェーにいるときはスキーをよくやる。ノルウェーじゃスキーが盛んで、うちの両親がキャビンを持っているから、毎年冬にはスキーへ行くんだ。ぼくの故郷じゃ典型的な冬の過ごし方なんだよ。クロスカントリーもそこそこ盛んだね。ノルウェー人の伝統的な過ごし方だ。
ぼくはただアクティブでいようと心がけてるくらいで、何か楽しいことをやろうとしている。家で音楽を作るか、外へ出て楽しむか。スキー、サッカー、音楽がぼくの三本柱だよ。

(現在の仕事を選んでいなかったら、スポーツ関係の道へ進んでいた可能性も?)

カイゴ: どうかな(笑)。やろうとした可能性はあるけど、サッカーもスキーも、そこまで上手じゃなかったからね(笑)。音楽をはじめる前に、ビジネスや経済について学んでいた時期もあるから、その分野で何かやろうとしていたかも。

#KidsInLove

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――音楽業界で、達成したい目標は?

カイゴ: 何より愛する音楽制作を、一生続けていくこと。いまのようになれるなんて、想像したこともなかった。世界中を旅するなんて、夢がかなったということなんだ。これからもずっと続けていきたいし、一生音楽に携わっていきたい。




【リリース情報】

カイゴ|Kygo
アルバム「キッズ・イン・ラヴ|Kids In Love」
2017年11月15日(水)発売

キッズ・イン・ラヴ

●国内盤CD
ボーナス・トラック収録
初回仕様限定ステッカー封入
2200円+税 / 解説・歌詞・対訳付き

●配信
2017年11月3日(金)配信スタート
https://itunes.apple.com/jp/album/kids-in-love/1301914071
*iTunes、iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です。

輸入盤CD
2017年11月3日(金)より発売中

●トラックリスト
1.ネヴァー・レット・ユー・ゴー feat. ジョン・ニューマン
2.サンライズ feat. ジェイソン・ウォーカー
3.ライディング・ショットガン(カイゴ&オリヴァー・ネルソン feat. ボニー・マッキー)
4.ストレンジャー・シングス feat. ワンリパブリック
5.ウィズ・ユー feat. レイベル
6.パーマネント feat. ジェイハート
7.キッズ・イン・ラヴ
8.アイ・シー・ユー feat. ビリー・ラフール
9.スターゲイジング feat. ジャスティン・ジェッソ ★
10.イット・エイント・ミー (カイゴ&セレーナ・ゴメス)★
11.ファースト・タイム (カイゴ&エリー・ゴールディング)★
12.ディス・タウン feat. サッシャ・スローン ★
13.イット・エイント・ミー(Tiestos’s AFTR:HRS Remix) (カイゴ&セレーナ・ゴメス)☆
14.ファースト・タイム (R3hab Remix) (カイゴ&エリー・ゴールディング)☆

★=ボーナス・トラック(輸入盤&国内盤パッケージのみ収録/配信アルバムには収録されません)
☆=国内盤限定ボーナス・トラック


【プロフィール】
//www.sonymusic.co.jp/artist/kygo/profile/
●ノルウェー/ベルゲン出身のDJ/プロデューサー、本名Kyrre Gorvell-Dahll
●6歳よりピアノを始め、15歳でDJをスタート。コールドプレイやレッド・ホット・チリ・ペッパーズを好んで聞いていたが、同じスカンジナビア地方のアーティスト、アヴィーチー「シーク・ブロマンス」に衝撃を受け、エレクトロニック・ミュージックの道を志すようになり、同時に楽曲制作を開始
●デビュー前よりオンライン上で様々なリミックスを公開しており、コールドプレイのオフィシャル・リミックスなども担当
●南国を連想させる、ゆったりとしたビートが特徴的な“トロピカル・ハウス”の火付け役として注目を浴び、自身初のオリジナル楽曲「ファイアーストーン ft. コンラッド・スーウェル」などが大ヒット
●その後、音楽ストリーミング・サービスSpotify史上最速で再生回数10億回を突破したアーティストに
●2016年5月にリリースしたデビュー・アルバム『クラウド・ナイン』は全米ダンス/エレクトロニック・アルバム・チャートで1位、全英チャート3位に加え、全世界18カ国のiTunesチャートで1位、ここ日本でもiTunes総合アルバム・チャート2位、ダンス・アルバム・チャートでも1位を獲得
●2016年8月にはリオ五輪の閉会式でパフォーマンスを行い話題を呼ぶ
●2016年9月にはULTRA JAPAN 2016で初来日を果たす
●第31回日本ゴールドディスク大賞<ベスト3ニュー・アーティスト>賞を受賞
●2017年2月「イット・エイント・ミー」(カイゴ&セレーナ・ゴメス)、「ファースト・タイム」(カイゴ&エリー・ゴールディング)と、豪華コラボ・シングルを次々と発表し、本格的に活動を再開
●2017年にはULTRA JAPAN 2017で再来日を果たす
●2017年11月にセカンド・アルバム『キッズ・イン・ラヴ』を発売
 
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