マッツ・ミケルセン、東京コミコン2日目トークショーに登場! 「ドクター・ストレンジ」カエシリウス復活に意欲[写真あり]

12月1日(金)から3日(日)までの3日間、幕張メッセにて開催中の「東京コミックコンベンション2017(東京コミコン2017)」。このイベントのために来日したマッツ・ミケルセンが、開催2日目の2日にメインステージにて行われたトークショーに登場した。

昨年、日本初開催でありながら3万人以上を動員し、大盛況の内に幕を閉じたこの世界最大級のポップカルチャーイベントが、 今年はさらに規模を拡大し展開。東京コミコンでなければ実現しえない大物ハリウッド俳優のサイン会・撮影会や、映画の中で実際に使用されたコスチュームやアイテムなどの展示はもちろんのこと、様々なステージアクトや最新技術を駆使したゲーム体験や、レアアイテム、アート展示などが用意されており、最高のエンターテインメントの世界を全身で楽しむことができる。

前日に続きメインステージに立ったマッツ・ミケルセン。青いボーダー柄のパーカーにカーキのパンツ姿で、ファンに向けて手を振りながら登場。「(来日してから)大勢の方とお会いしていますが、素敵な方ばかりです。日本の方は規律ただしく。行列でも騒がない。嬉しいです」とファンに向けて挨拶した。



東京コミコン初日が終わったあと、すき焼きに挑戦したというマッツ。「すき焼きという言葉は知っていましたが、食べたことはありませんでした。今夜もすき焼きを食べたいです」と、日本食を堪能している様子だった。

日本でもファンの多い海外ドラマ「ハンニバル」でハンニバル・レクターを演じたマッツ。オファーを受けた経緯を問われると、「オーディションを受けて、電話をもらいました。大勢がオーディションを受けたわけですが、ヒュー・ダンシーとは10年来の仲で近しい間柄だったんです」と振り返る。続けて「(キャスティングは)僕は普段から人間を食べているからかもしれません」とジョークを述べると、場内は笑いに包まれた。



「007 カジノ・ロワイヤル」や「ドクター・ストレンジ」などで悪役を演じることが多いマッツ。演じてみたいスーパーヒーローを問われると、「デンマーク映画ではヒーローも演じていますよ。ぜひデンマークの作品も観て下さい。ヒーローと悪役は表裏一体で、ヒーローにおいても欠点や過ちがあるし、ヴィランも間違っていないようなキャラクターがいます。もし一人選ぶとすれば、年を取ったバージョンのスパイダーマンを演じてみたいですね」を明かした。

今年公開され大ヒットを記録した「ドクター・ストレンジ」で演じたカエシリウス役は、劇中でダーク・ディメンションにのみ込まれてしまったが、死亡したわけではない。ファンの人気も高いだけに、マーベルに戻ってきてほしいと願う人も多い。マッツは復帰の可能性について「マーベルの世界ではどんなことも可能だと思っています。死なない限りはよみがえる可能性もあります。しかし、カエシリウスはとても酷い状態でいるわけですので、本当に魔法のようなことがなければ、よみがえらないかもしれません。しかし、とても楽しんで演技できた作品ですので、もし機会があれば“イエス”と言います」と嬉しい言葉も聞かせてくれた。

イベント終盤では急遽、場内のファンから質問を受け付ける一幕も。幸運にも質問のチャンスを得た女性ファンは、緊張しながらも日本到着時にマッツがかぶっていた緑の帽子について質問。「日本は寒いと思ってかぶってきたのですが、到着したら寒くなかったので脱ぎました。北国からきたので夏のように感じます」と回答。場内のファンは、緊張したファンのことを気遣いつつ、優しく話すマッツに魅了されていた。