サマソニ&単独公演を控えるMAX、日本限定でCD化された「ヘルズ・キッチン・エンジェル」遂に発売! オフィシャルインタビューを交え、アルバムに込めた想いや日本のファンへのメッセージをお届け

いよいよ今週末(8/18・19)に迫ったサマーソニック2018。今年も多数の豪華アーティストが来日して白熱のステージを繰り広げるが、その中でも、もっとも注目すべきアーティストの一人として、TV Grooveでは、これまで2回にわたりMAXにフォーカスし、紹介をしてきた。

その締めくくりとなる今回のコラムでは、インタビュー内容をもとに、今まで語られなかった大ヒット曲が誕生するまでのエピソードや、アルバムの内容について深掘りしていこう。

このコラムの最後に、MAXの単独公演への招待プレゼントもあるのでお見逃しなく!

恋人に捧げた愛のメッセージが、瞬く間に世界で大ヒット! MAXが脚本を手掛け、実話を基に作られた「ライツ・ダウン・ロウ」のPVに本人たちが出演!

ファースト・アルバム「ヘルズ・キッチン・エンジェル」をリリースしたばかりのMAXへの最新インタビューから、彼が音楽を通して伝えたい信念や、アルバムに込めたメッセージを伺うことができた。

7月25日に発売された、日本のみでCD化されることとなったアルバム「ヘルズ・キッチン・エンジェル」。そのリード・シングルである「ライツ・ダウン・ロウ」が世界中で盛り上がっている現象について、MAXの口からは次のように語られた。

「『ライツ・ダウン・ロウ』は、僕が妻のために書いた曲。今は結婚しているけど、まだ恋人だった時、この曲を添えて彼女にプロポーズしたんだ。僕らにとってもすごく特別な曲だけど、僕が彼女のために書いてプロポーズした曲だっていうのを知った人たちが、自分たちのウエディングソングに使ったり、婚約の時に使ったり、世界中のあちこちでそんなことが起こっている。」

この曲のプロモーションビデオは、ひとつの部屋で暮らす若いカップルが一緒に年をとっていき、年月を経て老人になるというもの。MAXとエミリーは、このビデオの若いカップルはもちろん、白髪になった老夫婦も演じている。ビデオの中で着ている服は、実際にプロポーズをした時の服装だそうで、まさに自分たちの身に起こったことをそのまま表現したようだ。

MAX – Lights Down Low feat. gnash (Official Video) 日本語歌詞つき


印象的なのは、愛し合うカップルのロマンチックな場面もあるものの、少し悲しい結末がリアルに表現されているところだ。

「人は誰もいつかは死ぬけれども、後に残したものは引き継がれていくということを、僕らが残した空間で新たな暮らしが営まれていく、ということで表しているんだ。ビデオ全体を通して、愛の美しくて前向きなエネルギーを伝えているつもり。そうやって生きていけば、後の世界にもその前向きなエネルギーは引き継がれるだろう、ってね。」

ビデオの脚本にも携わったというMAXは、細部にまでこだわり、ひとつひとつの場面に意味を持たせるように構築していったそうだ。

MAXさん(@maxhellskitchen)がシェアした投稿 - 2017年 2月月14日午後12時05分PST

「愛する人に捧げる、というシンプルな発想だからこそ、いろんな人が自分に置き換えて新しいバージョンを作り上げることが可能なんだろうね。それも『ライツ・ダウン・ロウ』の魅力だと思う。」とMAXは語る。

こうして言葉も人種も違う日本に届いたり、LGBTQのコミュニティからも支持されたのは、そういった魅力があるからかもしれない。

「ライツ・ダウン・ロウ」は当時恋人だったエミリーに捧げた曲だが、人それぞれ愛の形が違うように、いつしかそれぞれの愛の形に合うような、多くの人たちに愛されるラブソングへと変化し、チャートを塗り替えるほどの大ヒット曲となったのである。

日本のみでパッケージ化された「ヘルズ・キッチン・エンジェル」。エネルギーを注いで完成したこのアルバムに込めた想いとは?

7月25日に発売された「ヘルズ・キッチン・エンジェル(ジャパン・バージョン)」は、ひとつひとつの曲のテイストは違うものの、MAXの美声がすべてを繋いで、アルバム全体として一体感を醸し出している。

「アルバムとしてひとつの世界を生み出したい、という思いがあった。何で繋がっているかといえば、ひとつは忠実であること。どの曲もインスピレーションの源に対して、できるだけ誠実に向き合う姿勢は貫かれていると思う。」

アルバム制作にあたり、MAXが注力したのは、しっとりと歌い上げる曲でも、エネルギー値はハイに、思いっきり気持ちを込めることだと語っている。

MAXさん(@maxhellskitchen)がシェアした投稿 - 2017年10月月20日午前6時18分PDT

「『ライツ・ダウン・ロウ』の高音で歌っているところはもちろんエネルギッシュになるものの、リル・ウージー・ヴァートをフィーチャーした『ロング』みたいにちょっとダークな感じの曲があったり、『10 ヴィクトリアズ・シークレット・モデルズ』っていうパトリック・スタンプと一緒に書いたペースの速い曲があったりする中で、ジャンルやテンポを問わずエネルギッシュに歌うというところはこだわったつもり。」

MAX – Wrong feat. Lil Uzi Vert (Official Video)


バラードでもアップテンポな曲でも関係なく、全ての曲に多大なエネルギーを注いで作られて完成したアルバムを聴くと、音楽的に色んなジャンルやヴァイブを巡る旅のような感覚を味わうことができる。

初来日に期待が高まるMAX夫妻、日本のファンにメッセージをお届け!

インタビューでは、記念すべき初来日への意気込みもキャッチすることができた。毎年、洋楽ファンを熱狂させるサマーソニックと単独公演を控えた彼は、現在、どのような心境なのだろうか?

MAXさん(@maxhellskitchen)がシェアした投稿 - 2017年12月月12日午後5時52分PST

「サマーソニックは世界で最もベストなフェスティバルのひとつだと聞いているから、すごく楽しみにしているよ。あと、大阪と東京では僕の単独公演もあるんだ。日本のファンは世界で一番熱心で、音楽を楽しむことを知っている敬意のあるリスナーだと色々な人から聞いているので、楽しみにしているよ。」

MAXは日本のカルチャーにも興味津々で、奥さんを同行して原宿に行ったり、寿司を食べることを楽しみにしているようだ。日本に行ったことがある人に聞くと、みんな口を揃えて「世界で一番好きな場所」と褒めちぎるので、期待を軽く超えるだろうと予想していた。

インタビューの最後には、日本のファンに向けてのメッセージも届けてくれた。

「世界中で自分の音楽が聴かれているというのは本当に興奮するし嬉しいことだよ。音楽を通じて、その人の人生のサウンドトラックの一部になれると思うと、とても光栄に思う。日本のリスナーのみんなと実際に会って、ジャイアント・ハグをして、エネルギーを感じたいと思っているので、とっても楽しみにしているよ!」

日本のファン待望のサマーソニック&来日公演に先駆け、7月25日にアルバムが発売!

日本では今もCDを購入する人が多いという話を聞いて、MAXはとても感激したという。そのことが、今回「ヘルズ・キッチン・エンジェル」が日本限定でパッケージ化されたことに繋がっている。

自身もヴァイナルが大好きで、「形のあるものを所有するというのは、大好きな音楽を手に入れた実感があるし、20年後に引っ張り出して手に持てば、今のこの瞬間が甦るんじゃないかな。」とインタビューで語っていた。

いよいよ間近に迫ったSUMMER SONIC 2018への出演と8月21日に東京・渋谷、8月22日に大阪・梅田での単独公演。それに合わせて7月25日に発売されたアルバム「ヘルズ・キッチン・エンジェル(ジャパン・バージョン)」。MAXがインタビューで語った「自分の大好きな音楽を実際に手に入れる喜び」を、是非感じてみてはいかがだろうか。

来日情報

・2018/8/19(日)東京のSUMMER　SONIC 2018 Billboard JAPAN Stage
http://www.billboard-japan.com/summersonic2018/
(東京のみのステージ、MAXは日曜日のみ出演し、土曜日は別ラインナップ)

・東京・大阪単独公演

8月21日(火)　東京・渋谷クアトロ
8月22日(水)　大阪・シャングリラ

スペシャル企画:MAX単独公演にご招待!

TVGrooveでは、8月21日(火)東京、22日(水)大阪で開催されるMAXの単独公演に抽選で2組4名様をご招待します!締切は8月14日(火)。ふるってご応募ください!

#MAX 単独公演に2組4名様ご招待

8/21(火) 渋谷 CLUB QUATTRO
8/22(水) 梅田 SHANGRI-LA

応募は当アカウント @TVGroove と @INTSonyMusicJP を両フォローし、当ツイートRTをした上でコメントで東京 or 大阪公演の希望をお知らせください
〆8/14(火)https://t.co/0KYIHZyPdN

— TVGroove GURLz 海外セレブ/エンタメ/ファッションNews (@TVGroove) 2018年8月9日

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(取材・文:加藤優花)