「ドクター・フー」ファンの父娘、５０周年を記念して宇宙船ターディス打ち上げへ

今年で50周年を迎えるイギリスの大人気SFシリーズ「ドクター・フー」。同番組のファンが50周年を記念して、ドクターの乗る宇宙船ターディスのレプリカを宇宙に飛ばす予定であると英Daily Expressが伝えている。

アメリカ、フロリダ州に住むロバート・ドイルさんと娘アレックスさんは番組の大ファン。今年で50周年を迎える番組を祝福するために、2人はドクターの乗る宇宙船ターディスのレプリカを宇宙へ飛ばすことに決めた。そのために必要な資金をオンライン上で募ったところ、募金額が3万3千ドル(約320万円)に達し、計画が実行に移されることになった。

「昔から『ドクター・フー』のファンだった」と話すロバートさんは、トム・ベイカー演じた4代目ドクターが大のお気に入りだという。長年応援してきたドラマの50周年を祝うために、ターディスを宇宙に飛ばすことを思いついたときは、ロバートさん自身も「難しいと感じていながらも、自身のアイディアにとても惹かれた」と語っている。

6月末に寄付金集めのキャンペーンが終了するが、集まった寄付金次第で、宇宙に送り出すターディスの大きさなど細かな事柄を決めていくとロバートさんは話している。

ロバートさんは、50周年を祝うために計画したターディス打ち上げ計画に賛同してくれる人たちに感謝を述べ、計画実行に対し、喜びを表した。

「ターディスが宇宙空間に実際に浮かんでいる写真を見るのが待ちきれません。とてもわくわくしています。皆さんはとても親切で、私たちは、彼らと一緒に祝福をすることができることを光栄に思っています」

キャンペーンサイトに集まったメッセージなどは全てターディスに詰め込まれるとのこと。多くのファンの想いが詰まったロバートさんのターディス打ち上げが無事に成功すること祈りたい。