「１Ｄ」の熱狂的ファンを描いた英ドキュメンタリー番組にファン激怒！ メンバーもファン擁護

英人気ボーイズグループ「ワン・ダイレクション」のファンに着目したドキュメンタリー番組「Crazy about One Direction」がイギリスで8月15日に放映され、同作に対し様々な反応が寄せられている。

8月15日にイギリスの放送局チャンネル4で放映されたワン・ダイレクションのドキュメンタリー番組「Crazy about One Direction」。同ドキュメンタリーはボーイズたちのファン、“ダイレクショナー”にフォーカスして製作されたもの。

【動画】「Crazy about One Direction」予告編


同番組が放映されるやいなや、数多くのファンが「同番組のダイレクショナーの描写が間違っている」と非難の声を上げた。

ここで取り上げられたファンたちというのが、数多く存在するダイレクショナーのなかでもとりわけ熱狂的なダイレクショナーたち。予告編でも、「彼らに64回会ったわ」「ボーイズに会うためなら殺しもするわ」と発言するダイレクショナーの姿が映されていた。

この番組を観たダイレクショナーたちは、チャンネル4を非難。「チャンネル4は私たちを狂気な人物に仕立て上げようとしているわ。私たちはあんな風じゃない」「チャンネル4に気分を害されたわ。彼らは私たちを頭のおかしな人にしようとしているのよ」と怒りの声が次々とツイッター上にあがり、#THISISNOTUS(これは私たちじゃない)とのハッシュタグが多数使用される事態となった。

同番組に対する反応はこれだけに留まらず、放映後には42名の“ラリー・シッパーズ”たちが自殺したとのウワサも流れ出し、ツイッター上では#RIPLarryShippers(ラリー・シッパーズたちよ、安らかに眠れ)というハッシュタグも登場した。

“ラリー・シッパーズ”とは、ハリーとルイが同性愛の関係にあると夢に描くことを好むファンたちのこと。同番組でも積極的にそのことについて伝えられており、事実とは大きくかけ離れた描写に多くのファンがショックを受けてしまったようだ。

また、現時点で、そのような自殺があったとの報告はされておらず、デマであった可能性が高いと伝えられている。

この自殺のウワサを聞いたメンバーのリアムはツイッターで「何が起きているのかわからないけど、みんなが無事であることを祈っているよ」「とても恐ろしいことを聞いたばかりだ。ただのデマであることを願うばかりだ」とダイレクショナーを心配するツイートをしている。

リアムは加えて、ドキュメンタリーを非難する声をあげ、ダイレクショナーに暖かい言葉を投げかけた。

「みんな知ってるとおり、僕たちは君たちのことを愛してる。そして、君たちがどれだけ僕たちのために尽くしてくれているかも知っている。正直言って、(ドキュメンタリーが描いているように)君たちが全ての時間を僕たちに割いてくれているなんて信じられないよ」(リアム)

「ドキュメンタリー番組が何を言おうと興味ないね。みんなも知ってのとおり、彼らはただエンターテインメントのために大げさに物事を描写するし、全く無意味なものばかりを伝えているんだ」(リアム)

「君たちが僕たちのショーをみるために毎日どれほど努力してきたか。少し落ち着いて、君たちが今まで成し遂げてきたことを見つめてごらん」(リアム)

「君たちは自分のことを誇りに思うべきだよ」(リアム)

ダイレクショナーを故意に狂信的な人々であるかのような描写をしたチャンネル4の「Crazy about One Direction」。行き過ぎた描写にダイレクショナーもリアムも黙ってはいられなかったようだ。