映画「ワイルド・スピード」最新作、ポール・ウォーカー事故死の影響で制作休止へ

俳優のポール・ウォーカーが現地時間の11月30日に事故死した影響で、映画「ワイルド・スピード」シリーズの最新作「Fast & Furious 7(原題)」の制作が休止することが明らかになった。配給会社である米ユニバーサル・ピクチャーズが発表した。

ポールは先月30日、チャリティーイベントに出席すべく、友人が運転するポルシェに乗車したところ、コントロールを失い木に衝突。ポルシェは大破炎上し、ポールと友人は死亡した。

ポール事故死の影響を受け、米ユニバーサルは「Fast & Furious 7(原題)」の制作を休止することを発表。ポールが出演する「Fast & Furious 7(原題)」は、今年9月からすでに撮影が始まっており、全米公開日も2014年7月11日に設定されていた。

「現在、我々ユニバーサル一同は、ポールの家族や『ワイルド・スピード』の関係者を全力でサポートしています。この度、私たちは『ワイルド・スピード』シリーズの今後の制作の方向性を見定めるために、『Fast & Furious 7』の制作を一旦休止することとしました。ファンの方々には、本作に関する情報が入りましたらお伝えしていきます。それまで、私たちは親愛なる友、ポール・ウォーカーの喪に服します」

現状、制作開始の目途は経っていないとのことだが、米Varietyによると、ユニバーサル側は「ワイルド・スピード」シリーズの続行を強く希望しており、続編の制作も視野に入れているという。

今夏、日本でも公開されたシリーズ第6弾「ワイルド・スピード EURO MISSION」は、全世界で約786億円という数字を記録。早くも続編の公開が期待されていた。