ジャスティン・ビーバー、マイアミ逮捕の夜、時速200キロ前後で運転していた事実が明らかに

先月、米マイアミで公務執行妨害など計3件の容疑で逮捕された歌手のジャスティン・ビーバー(19)。危険運転を含む2件の容疑に関しては不起訴処分となっており、警察によるでっちあげも疑われていたが、改めてジャスティンの危険運転を裏付ける新たな事実が明らかになった。


ジャスティンは1月23日、米フロリダ州マイアミビーチにて、一般道を車で封鎖し、「ドラッグレース※」に興じていたとして、危険運転罪で逮捕。加えてアルコールが検知されたことから飲酒運転、そして逮捕時に警官に抵抗したとして、無暴行の公務執行妨害罪に問われていた。

※ドラッグレース(drag race)　…　制止した車が、猛烈に加速しゴールまでの速さを競うレースのこと

しかしその後、米TV情報番組「CBS Miami(原題)」がジャスティンがレースを行っていたという、現場脇に設置された監視カメラの映像を公開。その映像では、ジャスティンが運転するランボルギーニは、さほどスピードを出していないことが確認でき、また逮捕時の報告書によれば、ジャスティンは時速55～60マイル(時速約88～97キロ)を出していたといわれていたところ、実際には時速約27マイル(時速約44キロ)しか出ていなかったことが、同車に取り付けられたGPS等の計測器から判明していた。

また、ジャスティンの飲酒運転容疑に関しても、実際には血中アルコール濃度が0.014であったところを、0.04あったと報告されているとも報じられた。間もなくジャスティンに対する危険運転と飲酒運転に対する訴えは取り下げられ、警察による杜撰な捜査を指摘する声があがった。


ところがここにきて、ジャスティンがやはり法定速度を大幅に超えるスピードで走行していたことを裏付ける証拠が明らかになった。2月9日、米TMZはジャスティンが事件時に借り、乗車していたランボルギーニに搭載されていたGPSのデータを入手。逮捕から数時間前、ナイトクラブへ向かうジャスティンが、時速108マイルから136マイル(時速約174、219キロ)まで一気に加速したデータを公開。一方で同メディアは、すでに報じられている逮捕時の速度は、前述通りであったことも合わせて掲載している。つまり、逮捕前にジャスティンは時速200キロ前後の猛スピードで走っていたが、逮捕直前にはスピードを落としていたようだ。

同メディアは、ジャスティンが明らかなスピード違反を記録してから、逮捕までの数時間、クラブに滞在していたため、警察はジャスティンが再び運転をはじめるまで待って逮捕したのではないかと推測している。