ジャスティン・ビーバーが、マイケル・ジャクソンの新作「XSCAPE」からデュエット曲をカットされた理由とは？

5月21日、故マイケル・ジャクソンの未発表楽曲を収録したアルバム「XSCAPE」がリリース。にわかにMJ熱が盛り上がる中、歌手のジャスティン・ビーバー(20)とのコラボレーションが、実は同アルバムからカットされていたことが報じられた。

2009年に、50歳にして早すぎる死を迎えたマイケルは、いまだに世界中から愛され、若手アーティストからも敬愛される存在。没後およそ5年が経過した今年、“キング・オブ・ポップ(ポップスの王)”とまで呼ばれたマイケルの未発表楽曲が、アルバム「XSCAPE」として発売されることがアナウンスされると、たちまち多くのファンを喜ばせた。すでに鬼籍に入ったマイケルと、現役歌手ジャスティン・ティンバーレイク(33)のコラボも、合わせて話題を呼ぶなど、ヒット間違いなしの今作だが、実は同じジャスティンでも、ジャスティン・“ビーバー”とマイケルのコラボ曲が、同作からカットされていたことが判明。米Billboard、RollingStoneやMTVなど複数の音楽サイトが報じた。

ふたりがコラボしたのは、マイケルの「スレイヴ・トゥ・ザ・リズム」という未発表曲。このダンサブルな楽曲は、もともと1991年に発売されたマイケルのアルバム「デンジャラス」の未収録楽曲だったようで、改めて今回発売される「XSCAPE」にて日の目を見ることとなったが、そこにジャスティンのボーカルは含まれていない。その原因は、マイケルのボーカルにジャスティンの声を重ねたトラックが、昨年8月、オンライン上にリークされてしまったことにあるようだ。

同アルバムのプロデューサーを務めたL.A.リードは、昨年のリークのため、今回のアルバムではジャスティンのボーカルをカットする決断をする羽目になったと説明。「もしリークがなければ、収録されていただろうが、違った結果になってしまった」と、悔しい気持ちを吐露している。しかし同時に、「私たちはもう一度やり直す、ジャスティンとマイケルと一緒に、本当に特別な何かをね」と、今後、新たなジャスティンとマイケルのコラボレーションが生み出される予定があることを示唆。「ふたりが一緒に歌い、リリースされる予定があるのか」という問いに、「まさしくそうだよ」とはっきり答えている。

今回のアルバムは残念な結果になったためか、ジャスティン自身もこのプロジェクトには乗り気なようで、これらを報じたニュースサイトを次々ツイッターでリツイート(転載)。没後も脚光を浴び続けるマイケルと、いまもっとも輝いているスターのひとりであるジャスティン。ふたりのコラボレーションを心待ちにしているファンは、きっと多いはずだ。



【動画】リークされた音源　マイケル・ジャクソン×ジャスティン・ビーバー「Slave 2 the Rhythm」