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ジェシカ・チャステイン、2作品に同時出演した苦労を告白

2014年12月29日
ジェシカ・チャステインジェシカ・チャステイン
WENN.com
女優のジェシカ・チャステインは、二度と同時に2本の映画に出演しないと心に誓っている。

ジェシカは同時期に撮影されたJ.C.チャンドラー監督の「A Most Violent Year(原題)」とギレルモ・デル・トロ監督の「Crimson Peak(原題)」の撮影にのぞんだ。両作の撮影セットはかけ離れた場所にあり、ジェシカはその往復の代償を払うことになったという。

「ええ、大変だったわ。セットの間を往復して、違うなまりでセリフを言わなくちゃいけなかったから」とジェシカは英Total Film誌で語った。

「それぞれの作品でコーチがいて、完全に違うキャラクターを演じていたわ。J.C.の映画ではブロンドでグラマーな女性、ギレルモの映画では黒髪でミステリアスな女性だった。あるシーンの撮影をしたら、飛行機でトロントに帰って1901年を舞台としたギレルモの映画の撮影に戻った。セットを往復するような生活はもう二度とゴメンだわ!」

ジェシカとギレルモが一緒に仕事をしたのはこれが初めてではない。2人は2013年のホラー映画「MAMA」でもタッグを組んでいて、彼女は今回、全く違ったことに挑戦したいと思ったという。

「彼が脚本を送ってくれて、彼が当初私の役と考えていたものとは全く別のキャラクターに感情移入したの。個人的なつながりではなかったけど、自分に挑戦して観客の期待とは違うことがしたかった」とジェシカが説明した。「この映画には4ヶ月もかかったので、すごく疲れたわ! でも毎日が喜びだった」

「Crimson Peak」は家族の悲劇を乗り越えようとする作家の物語で、幽霊屋敷を舞台としている。一方の「A Most Violent Year」は、犯罪が多発していた時代のニューヨークを舞台に、家族を守ろうとする男性を描く。

ジェシカはこれまでオスカーに2度ノミネートされており、今年のアワードシーズンでは「A Most Violent Year」での受賞の期待が高まっている。トップクラスの女優として活躍しながらも、ジェシカは撮影現場に向かうときは今でも緊張すると認めた。

トークで場を盛り上げるタイプかと質問されたジェシカは、「いいえ、今でもシャイなの」と答えた。「(「インターステラー」の監督)クリストファー・ノーランとセットで一緒のとき、彼に気に入ってもらおうと思ってあまりしゃべらなかったの。バカなことを言って嫌われたくないもの!」
 
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