ゼッドと「FUN.」ギタリストのジャック・アントノフ、KESHA(ケシャ)の新曲をプロデュースするとオファー

レコード会社と契約解除したいという訴えを否決され、深く傷ついているKESHA(ケシャ)に、売れっ子ソングライターのジャック・アントノフ(31)と、人気DJのゼッド(26)が、一緒に音楽を作ろうとオファーした。

KESHA(28)は2014年に、プロデューサーのドクター・ルークから長年に渡り性的暴行や心理的虐待を受けていたとして、ルークのプロダクションの親会社、ソニーミュージックとの契約解除の申し立てをした。

しかし、2月19日、ニューヨーク最高裁で下された判決は、KESHAの要求を退けるものだった。判決文が読み上げられた瞬間、法廷で泣き崩れたKESHAに、たくさんのセレブが同情。励ましのメッセージをSNSに投稿した。

22日、ジャックはツイッターに、「ヘイ、KESHA...法的な詳細はよく分からないけど、もしボクと一緒に作品を作り、それをみんなのために流出させようと思うなら、ボクは構わないよ」というオファー・メッセージを投稿。

hey @kesharose -- don't know what the legal specifics are, but if you want to make something together & then leak it for everyone I'm around

— jackantonoff (@jackantonoff) 2016, 2月 22

続けて、「KESHA、とりあえず作品を作り、ゲス野郎が君の邪魔をしなくなるまで待とうか。それでもいいよ」と提案し、「これは、ボクだけじゃなく、ボクと一緒に働いているみんなからのオファーだからね」とツイートした。

.. @kesharose or just make something and wait on it till that creep can't block you anymore. standing offer ... https://t.co/jHMAPA3xSY

— jackantonoff (@jackantonoff) 2016, 2月 22

インディーズ・バンド「FUN.」のメンバーとしても活動しているジャックは、テイラー・スウィフトやシーア、グライムスら多くのアーティストと一緒に働いており、米メディアは、KESHAは強い味方を得たと報道。

ちなみに、テイラーは、活動を停止しており金銭面で大変な目にあっているケシャに25万ドル(約2800万円)を寄付している。

また、ゼッドも同22日に、「KESHA、君が今、置かれている状況を聞き、本当に、本当に気の毒だと思っている」とツイート。「もし、ボクが助けになるのなら、喜んで君の曲をプロデュースするよ」とKESHAにアプローチした。

@KeshaRose very very sorry to hear about the whole situation. I'll be happy to produce a song for you if you want my help.

— Zedd (@Zedd) 2016, 2月 22

KESHAからレイプされた虐待されたと訴えられていたドクター・ルークだが、22日にルークの弁護士が、「判決は、KESHAが望まないのならドクター・ルーク以外のプロデューサーと仕事をして、自由にアルバムをリリースしてよい、というもの。何を根拠にKESHAが自由じゃないと嘆き悲しんでいるのか不明だ」

「ドクター・ルークと彼のレーベル、キモサベ・レコードは、KESHAの成功のために投資し貢献してきた。ソニーミュージックはKESHAをプロモートするために1100万ドルも費やしている。ソニーミュージックとキモサベ・レコードは、今後も彼女の作品をプロモートすることにコミットしていく」との声明を発表している。