コメディ界最高の栄誉 マークトウェイン賞「30 Rock」ティナ・フェイが受賞

TV業界の裏舞台を描いた人気海外ドラマ「30 Rock」で主人公リズ・レモン役を演じているティナ・フェイが、本年度のマークトウェイン賞を受賞した。

米Hollywood Reporterが報じた内容によると、5月25日、米総合文化施設ケネディ・センターは本年度のマークトウェイン賞をティナへ贈ると発表。授賞式は11月13日に開催される予定。

マークトウェイン賞は、アメリカ・コメディ界に最も貢献した人物に贈られる名誉ある賞で、ティナは、リリー・トムリン(「ザ・ホワイトハウス」デボラ・フィダラー役)、ウーピー・ゴールドバーに次ぐ史上3番目の女性受賞者となる。

ジョン・F・ケネディ大統領を記念する施設として設立された同センターは、舞台芸術のための総合文化施設。年間を通してミュージカル、演劇、バレー、オーケストラ、ジャズ、ポピュラー、フォーク音楽など、様々なジャンルの公演を行っている。1998年から「トム・ソーヤーの冒険」など人気小説を執筆した、ユーモア溢れるマーク・トウェインの名にちなんで、マークトウェイン賞を開催。これまでに、ビル・コスビー、ジョージ・カーリン、スティーヴ・マーティンなど、業界から高く評価されているコメディアンが賞を獲得している。

40歳になるティナは、人気深夜バラエティー「サタデー・ナイト・ライブ」の脚本家に抜擢され、2年後に同番組女性初のヘッド・ライターに昇進。同番組の経験を生かした暴露系コメディ「30 Rock」で脚本、プロデューサーのほか、主役も演じ大ブレイク。エミー賞を6個、ゴールデン・グローブ賞を2個受賞し、国民的喜劇女優として高い評価を得るようになった。また、2008年アメリカ合衆国大統領選挙の最中に、共和党の副大統領候補サラ・ペイリンのパロディを「サタデー・ナイト・ライブ」で披露。世界中を爆笑の渦に巻いた。


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