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「Golden Girls」お色気担当、ルー・マクラナハン死去

2010年6月7日
人気海外ドラマ「Golden Girls」でブランチ・デヴラクス役を演じていたルー・マクラナハンが死去した。享年76歳。

米TVガイドが報じた内容によると、ルーは現地時間5月31日に脳出血で倒れ、ニューヨーク・プレスビテリアン病院に緊急入院。6月3日午前1時、家族が見守る中、息を引き取った。ルーは1997年に乳がんを宣告されたが、治療を経て完治。しかし、昨年末に心臓バイパス手術を受け、今年1月に脳卒中発作を起こすなど、晩年は病との闘いだった。

オフブロードウェイで女優としてのキャリアをスタートしたルーは、長い下積みを経て35歳のときダスティン・ホフマンと共演した「Jimmy Shine」でブロードウェイ・デビュー。翌年、TV界にも進出し、人気昼メロドラマ「Another World」や人気ドラマ「All in the Family」のスピンオフ「Maude」に出演し、実力派女優として高い評価を得た。1985年から1992年放送の「Golden Girls」では、いくつになっても色気があり恋心を忘れないブランチを演じ大ブレイク。国民的女優として人気を集めたが、スピンオフ「The Golden Palace」は不調に終わり、その後もTVドラマのヒット作には恵まれなかった。

「Golden Girls」の人気を支えたメインキャラクター4人のうち、エステル・ゲティ(ソフィア役)は2008年7月、ベアトリス・アーサー(ドロシー役)は2009年4月に他界しており、ルーの死にベティ・ホワイト(ローズ役)は大きな衝撃を受けているとコメント。「想像していたよりも、辛い。こんなに辛い気持ちになるなんて」と言葉を詰まらせていた。ルーは当初ローズ役に、ベティはブランチ役に配役されていたが、2人で話し合いプロデューサーに「役を取り替えてほしい」と提言。番組をヒットへと導いた。「何でも話し合える親友だった」とベティは振り返っている。

ルーは、「Golden Girls」で演じたブランチ同様、恋多き女性で、6回の結婚を経験。子供は最初の夫との間にもうけた息子一人だけだった。

マイアミのコンドミニアムをシェアする個性的で元気な初老の女性たち4人が主人公の「Golden Girls」は、幅広い層から絶大的な支持を受け、エミー賞に通算68個のノミネートを受け、うち11回受賞するなど爆発的な人気を誇った。アメリカでは今なお再放送されており、「アグリー・ベティ」など数多くの人気ドラマで番組名が登場するなど国民的コメディとして知られている。


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