ドウェイン・ジョンソンの、新作映画キャスティングに批判！ 「黒人の英雄を演じるのに、彼の肌色は明るすぎる」

“ロック様”こと、ドウェイン・ジョンソン(46)が、NETFLIX発の新作映画「John Henry and the Statesmen(原題)」の主演に決定。しかし一部のファンは、このキャスティングへの不満を明らかにしている。

ドウェイン・ジョンソンは、ティーザー映像を明らかにするとともに、本作で演じるジョン・ヘンリーは「子ども時代のヒーローだった」とその感慨をつづっている。

ジョン・ヘンリーは、さまざまな歌や物語に登場する、アフリカ系アメリカ人の英雄だ。実在でもそうでないともいわれ、ハンマーを片手に鉄道工事に大きく関与した、伝説の大男とされている。ジョンソンは「世界中の様々な文化のなかでも、もっとも人気の高い民間伝承や伝説」と称している。

ドウェイン・ジョンソン自身は、「ジョン・ヘンリーの強さ、忍耐力、威厳、文化的な誇りは、とても幼いころから自分のDNAに刻まれている」と意気込んでいるものの、このキャスティングへの風当たりは強い。多くの物語において、ジョン・ヘンリーはダークな肌色を持つ男性として描かれているが、ドウェイン・ジョンソンは黒人とサモア人の混血だ。そのためこの役を演じるには「肌の色が明るすぎる」との声がある。

DigitalSpyがまとめた意見によれば、おおむねドウェイン・ジョンソン本人には好意的で、彼の演技力には一定以上の評価を下しているものの、「あまりいい選択とは思えない」「新人発掘のためのいい機会。ジョン・ヘンリーは、ダークな肌を持つ若者であるべき」といった別の俳優起用を求める声が多く上がっている。