ワン・ダイレクションに約35億円の追徴課税！ ハリー、ナイル、ルイ、リアムは大丈夫か・・？

現在活動休止中の英人気ボーイズグループ「ワン・ダイレクション」に2400万ポンド(約35億円)の追徴課税の支払いが命じられた。

英誌「The Sun」のWEB版が10月20日(土)に報じたところによると、ワン・ダイレクションのメンバーの財産を管理する会社「1D
Media」は、2016年より、イギリスの歳入関税庁(HMRC)の調査を受けていた。そして今回、2400万ポンドにのぼる追徴課税の支払いが命じられた。

2400万ポンド(約35億円)という、英ポップ音楽業界でも過去に例をみない追徴課税の支払い命令に対して、1D Mediaは不服として控訴したという。

The Sun によると、ワン・ダイレクションの4人のメンバー、ハリー・スタイルズ、ナイル・ホーラン、ルイ・トムリンソン、リアム・ペインの財産を管理する1D Mediaは、2016年3月に歳入関税庁の調査を受けた。その際に、「アルファベット・スキーム」というしくみを使って税負担を軽くしていることが指摘されたという。

1D Mediaは、ワン・ダイレクションが稼いだ数億ポンドの収入を、A、B、C、・・というようなカテゴリーに分け、それぞれ違った料率の配当の形を利益を分配していた。

そのしくみ自体は合法的なものであるが、歳入関税庁の検査官は、そのしくみが脱税の手段として使われている可能性があるとみて、調査を進めていた。賃金として支払われる場合と違って、配当として支払われることで税が軽減される効果があるのだという。

歳入関税庁の判断次第では、ワン・ダイレクションのメンバーが追徴課税の支払いをしないといけなくなる可能性があるという。

一方で、ワン・ダイレクションのメンバーは、グループとして活動を休止してからも、大きな収入を得ており、1D
Mediaは昨年、3060万ポンド(約45億円)の利益を上げているとされ、今回命じられた追徴課税を支払っても、直ちに破産するような可能性は低いとしている。